2024年夏季号
暦の上では「秋」を迎えました。まだまだ真夏日 続くここ沖縄ですが、今一度「読書」について書きます。 6年位前の沖縄タイムスに掲載された『国家の品格』や『祖国と国語』などの著者で有名な数学者の藤原正彦さんが「14歳の君へ(わたしたちの授業)の中で書かれた内容をまとめて紹介します。タイトルは「読書は生きる力の源」と題して、国語の大切さを話しています。さっそくご紹介します。
国語は全部の勉強の土台です。社会でも理科でもそうです。私の専門の数学も文章題で必要です。考えをまとめるのに国語は欠かせません。人間は言葉を使って考えるからです。一番大事なのは読書です。本を読むと将来、必ず役に立ちます。 (次に藤原正彦さんの体験が書かれています。)
読書は幸せを得られます。外車に乗って大きな家に住んで死ぬ時に「生まれて良かった」と思うでしょうか。文学や芸術、自然に触れて感動することが人生の喜びです。私は豆大福やギョーザが大好きです。一生に一度も食べずに死ぬ人がいたら気の毒です。本を読まないのも同じです。
(そして最後に)
今では誰でもスマートフォンに頼ります。ネットには、無限の情報がありますが、適切なものを選ばないと無意味です。新聞はあらゆることから選んで大切なことを報告しますから、スマホより良質の知識が付きます。本を読めば知識が付き、体験を重ねれば、知識が教養に格上げされます。教養は「大局観-物事を大きな所から見る力」を得るのに必要です。好きな本は何度でも読んでください。読むたびに違うことを感じます。 (と結んでいます。)
まさにその通りだと思います。子供の頃の読書体験がそのお子さんの「夢の道」を拡げます。 新聞は本当におもしろい。私(塾長)も毎日読んでいます。
令和7年度(2025年度)県内3中学校の入試日程が決まりました。
開邦中入試まで、9月8日(日)であと90日(3ヶ月)です。
これからの家庭学習は、課題と一緒に復習をしっかりやっていくことが重要となります。一週間に一日は「復習の日」とします。時間が作れる土曜日か日曜日が最適です。
「夏希講習会」でやった内容をさらに深めて定着させましょう。今までにやった全国模試や入試の過去問の中で、間違えた問題の解き直しも必要です。
WINGではこれから6年特進クラスで2つの講座がスタートします。
9月17日(火)からp.m.5:00~6:40「火曜・木曜講座」、火曜日は算数(社会)、木曜日は国語と理科を行います。
さらに「入試合格・日曜特訓講座」も10月20日(日)から行います。p.m.1:00~7:00までの6時間となります。
10月20日(日)からは連日、12月7日(土)の入試前日まで入試対策を行います。
開邦中 | 12月7日(土) |
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沖尚中(推薦) | 12月7日(土) |
沖尚中(前期) | 1月12日(日) |
薬科中 | 1月19日(日) |
開邦中 | |||
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年度 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 |
2018 | 40 | 110 | 63.2 |
2019 | 80 | 190 | 63.9 |
2020 | 80 | 211 | 62.1 |
2021 | 80 | 162 | 63.9 |
2022 | 80 | 189 | 63.3 |
2023 | 80 | 149 | 63.5 |
2024 | 80 | 146 | 62.9 |
薬科中 | |||
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年度 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 |
2018 | 200 | 272 | 61.7 |
2019 | 200 | 300 | 62.9 |
2020 | 200 | 305 | 61.9 |
2021 | 200 | 310 | 62.3 |
2022 | 200 | 294 | 63.6 |
2023 | 200 | 322 | 61.1 |
2024 | 200 | 303 | 61.2 |
※データは育伸社の月例テストの偏差値です。
2024年6月号
おかげさまでWING進学スクールは、7月1日で満27周年を迎えました。
1997年7月1日開校。あれから27年の年月が流れました。これもひとえにご家庭・地域の皆様の厚いご支援とご理解のおかげです。誠にありがとうございます。
これからも地域に根差し、子ども達の「夢先案内人」として力の限り精進してまいります。
今後ともWING進学スクールをよろしくお願いいたします。
今年も7月25日(木)から8月31日(土)までの期間「夏希講習会」を行います。夏希講習会の目的は各学年とも学力の底上げと学習の習慣付けです。
これは中学受験を目指す小学特進クラスを毎日付けている個人記録帳です。一冊のファイルに一週間、曜日ごとに学習科目、時間帯を記入します。小学生は4科目なので4色を使います。そして一週間の勉強時間を分単位で記入していきます。小6特進クラスの一週間の家庭での平均勉強時間が今のところ800分~900分、時間に直すと13時間~15時間、一日平均2時間以上はやっている計算になります。これは塾での学習時間を除いたリアル家庭学習時間です。
12月から始まる入試直前は一週間1500分を超える生徒もいます。
学力は「個人の能力×時間」です。時間を惜しまず努力した者は小学生、中学生を問わず「志望校」に合格します。中学生にも、自分より年下の小学生の中にもこんなにも頑張っている人がいることを知ってもらいたい。そして、良い事はどんどん取り入れてもらいたいと思います。
「負けるな先輩中学生!」
全学年を対象に三者面談を実施します。
7月10日(水)から日曜・祝日を除いて17日(水)までの6日間は小学生と中1・中2生が対象です。中学3年生は7月18日(木)から日曜日を除く23日(火)までの5日間になります。県模試の結果を基に進路相談を行います。
同封の三者面談申込書に記入されて申し込んで下さい。電話予約の場合も申込書の提出をお願いします。
あと少しで夏休みが始まります。五週間ほどの日数です。しかし、この五週間の過ごし方が今後の受験を大きく左右します。「たかが35日、されど35日」なのです。
恥ずかしながら、夏休み前の通信では、「私の合格体験記」を載せています。これは、沖縄が本土復帰する前年の私の記録です。
もう随分昔の話ですが、当時私は小学六年生でした。西日本では難関校といわれる愛光学園(私立・六年一貫教育)を目指す受験生でした。国語・算数・社会は合格圏に入っていました。しかし、理科には全く興味を示さず、模擬テスト(模試)では、いつも100点満点中20~30点。「ぼくは将来、政治家に成るけん、理科はいらんのじゃ」と言い張っていましたが、夏休みを前にしたある日、塾長から「森、お前の合格は理科次第じゃけん。このままでは落ちるぞ。」と言われてしまいました。自分自身で決めた中学受験、後には引けない事態でした。
理科克服のため、基礎からもう一度やり直そうと親に頼み込んで一番ページ数の多い参考書、理科の「力の5000題」(当時私立中学入試のバイブルと言われた)を購入しました。進め方は復習中心。最初の一週間ぐらいは慣れてないので、ただいたずらに時間が経過するだけであまり進みませんでした。しかし、10日余り過ぎた頃から習慣づいたのか一日10ページ以上進みました。週3回の塾以外は朝から晩まで、まるで何かにとりつかれたように食事も忘れるほど「理科」ばかりやりました。この年は、大好きな海水浴(実家の前は海)も釣りも蝉取りも我慢しました。そのおかげで、夏が終わる頃には600ページにも及ぶ「力の5000題」と全国・私立国立中学入試問題集の理科を一通り終わらせることができました。
年が明けた一月、合格発表の日、掲示板に「受験番号189 森 公政」の文字を見つけた瞬間、思わず手に持っていたカバンを放り投げ万歳したことをハッキリ覚えています。側で母が目を真っ赤にしていたのがとても印象的でした。苦手科目を克服することで「奇跡の第一歩」が始まるのです。子ども達にとって2024年の夏は二度とありません。この夏、子ども達が「夢」実現への第一歩を踏み出すことを願っています。
小5特進クラスは4月からの復習をしながら、4科目のテキストを進めていきます。
特進の勉強は国語と算数の2科目が特に重要です。入試でも配点が高く、合否の決め手になります。
国語は読書の習慣があるかどうか。読書の習慣は読解力を高め入試の大きなアドバンテージになります。
算数は正確で迅速な計算力をまず付けること。小学校では決して習わない応用問題が数多く出ますが、あきらめず考える持続力を養おう。理科と社会も含めた課題(宿題)をやることです。
小6特進クラス、一番早い受験は12月7日(土)の開邦中入試です。7月1日(月)であと、159日、5か月余りです。夏希講習会では、入試の過去問も解いて行きます。各科目のテキストを進めると同時に、過去問の間違い問題の見直しにも時間をかけましょう。「あきらめない!!」これが受験に勝つ必勝法です。「夢」実現に向けてこの夏は最大のチャンスです。
2024年5月号
今年の中学3年生が受験する、来年度令和7年度入試から県立入試制度が変わります。
今までは推薦入試と一般入試でしたが、来年からは特色選抜と一般選抜になります。 一般入試と一般選抜は同じですが、推薦入試と特色選抜は全く違った入試になります。
「特色選抜」の基本方針
①生徒が自ら出願できる
(従来の学校推薦ではなく、生徒本人による出願)
②生徒の特性や個性を伸ばす
③学力検査を全員受験する
(義務教育段階の学習内容の確かな定着を図る)
④受験機会をこれまで通り確保する
(特色選抜と一般選抜の二種類あり、最大2校へ出願できる)
例えば、
●A君 :特色選抜→開邦・一般選抜→那覇国際
●Bさん:特色選抜・一般選抜ともに那覇
のような出願ができます。
沖縄県教育委員会からの詳細が発表されるのは9月ごろの予定です。
新制度に対する不安や心配があるとは思いますが、大事なことは日々を大事にしてコツコツ努力することです。
学校の単元テスト・定期テストでちゃんと点数を取ること。授業態度に注意して積極的に授業に参加すること。
提出物は必ず期限までに全て提出すること。そうすれば内申点で心配することはありません。
先ずは合格目標の内申点をしっかり確保しよう。
WINGでは、小5特進クラス・小6特進クラスと中学生に全国模試(育伸社の月例テスト)を受けてもらいます。中1と中2は偶数月、中3生は進学校を希望する生徒に8月以降実施します。模試では点数と共に偏差値が出ます。
偏差値とはその模試の平均点をとれば50が付きます。学校によって目標偏差値が決まっています。
各高校の目標偏差値を一覧表にしました。目標に向かって全国模試に取り組んでいきましょう。
私の同級生の中に理科Ⅲ類(東京大学医学部医学科)に現役合格した者が2名います。この二人のことを回想すると学習の中で大事なことは何かがよくわかります。二人のうちのS君。中1の時、彼の家へ遊びに行き、彼の部屋に入った。本棚に並んでいる本の中に、なぜか理科と社会は大学受験用の参考書(チャート式の分厚い本)が並んでいる。理科は物理・化学・生物・地学、社会は日本史・世界史・地理と。試しに手に取ってページをめくってみると、どの本も小さな活字のオンパレードで数百ページもの厚さ。これを読みこなして使っているのだから、彼の国語力は大したものなのだろう。13歳で!!本棚には文学全集などの本を始め、部屋の壁全体が本で埋め尽くされていた。恐るべき読書量。理科と社会は、中高6年間で繰り返し同じ内容をやる科目なので国語力がある子供には大学入試用の参考書ぐらいの方がむしろ読み応えがあると、後に先生から聞いた。
もう一人のY君の家には高1の時、昼飯を狙って土曜日に遊びに行った。玄関を入ると靴箱の上に一冊の「豆単」(赤尾の豆単といって当時の大学入試用の英単語集・旺文社)が置かれていた。置き忘れたのかと思った。靴を脱いで2階の彼の部屋に上がる階段。ここでも、さっきの「豆単」が階段の途中に置かれていた。まさか!彼の部屋へ入った。きれいに整頓された机の上にも、あの「豆単」があった。私はすっかり理解した。おそらくまだあるだろう。あと2冊ぐらいは。案の定2冊見つけた。トイレと台所の食卓の上に。彼はいつでもどこでも勉強し、理科Ⅲ類に合格したのだと思う。
忘れたらもう一度、自分自身が納得するまで勉強する。その判りやすい例が家の中の至る所に5冊もあった「豆単」だ。人は誰でもすぐ忘れる。人間だからである。しかし、忘れてからが問題なのだ。その後どうするか。もう一度覚えようと試みるのか、それともそのまま放っておくのか。ここが少しのことだが、人生の大きな分かれ道だ。
二人の同級生。秀才であったかも知れないが決して天才ではない。ただ絶対的な武器を持ち合わせていた。一人は国語力(読解力)であり、もう一人は繰り返すこと(反復学習)だった。
勉強の基本は実はこの二つに尽きるのではないか。すべての科目は日本語で書かれている以上、日本語が理解できなければ先に進めない。そのために読書がいかに重要であるかだ。もう一つの反復学習。天才ではないのだから、忘れるのは当たり前。忘れたら覚え直すだけのこと。読書習慣が国語力を作り、反復学習が確かな学力を作る。実行に移せば、誰しも理科Ⅲ類は決して不可能ではない。是非、彼らに続く者の出現を楽しみにしている。
開邦中 | 66 |
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薬科中 | 63 |
沖尚中・パイオニア | 56 |
沖尚中・チャレンジャー | 48 |
興南中 | 46 |
開邦・学術探究 | 61 | 向陽・国際文 | 49 |
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那覇国際・普通 | 57 | 興南・普通 | 49 |
沖尚・パイオニア | 57 | 那覇西・普通 | 45 |
向陽・理数 | 53 | 小禄・普通 | 44 |
向陽・普通 | 51 | 知念・普通 | 43 |
首里・普通 | 51 | 糸満・普通 | 43 |
那覇・普通 | 51 | 豊見城・普通 | 36 |
2024年4月号
WINGは小学生から中学生を対象とした学習塾です。
しかし、その最大の関門である中学受験、高校受験、さらには大学受験も人生のゴールではありません。
あくまでも一通過点にすぎません。
人生の最大目標である「幸せな人生」を追求するためには「就職」を避けては通れません。
どんな時代であっても世の中が必要とする人材の育成こそが、子ども達の「幸せな人生」の第一歩出あると考えます。
「学力」は人生の財産であるとの考えの下、入学先でも通用する学力の充実に取り組みます。
合格後も「のびしろ」を持って進学し、「燃え尽き症候群」を無くします。
これがWINGの理念です。
小学部
曜日は月・水・金のうち週1回~週3回の中から選べるクラスです。内容は国語と算数、漢検と数検対策も行います。WINGでの位置づけは基礎学力をつけるクラスです。
パズル道場
数学的学力センスを向上させます。今春、東京大学理科Ⅰ類に現役合格した我喜屋奏利君もパズル道場の1期生です。低学年のお子さんにもお勧めです。「数」の面白さを是非身に付けてください。
塾内留学
毎週火・木開講の「WING de
塾内留学」が今年度から対象学年が小学一年生からになりました。塾にいながら外国人講師とマンツーマンで英会話の練習をしていく授業です。前半の30分間は今日の内容についてテキストを使用し要点説明を行います。その後、タブレットを使用しネイティブの外国人講師とオンラインでの授業を行います。週1回、月4回のコースです。
変わる高校入試
来年度(令和7年度)の県立入試から今まで1月に行われていた推薦入試が廃止されます。新たに特色選抜と一般選抜になります。2つの県立高校に出願できるのですが、入試(学力検査と面接)は必ず受検しなければなりません。このことから、今まで調査書(内申点)だけで合否を決めていた推薦入試から、必ず学力検査を入試に受ける入試に変わります。学力の手抜きはできなくなります。
中学部
高校受験を目指したクラスです。
近年各中学校で定期テストの回数が減っています。コロナ前までは年4~5回あったものが年2~3回になりました。それを補うために単元テストを行っているのですが学力の定着にはなっていません。定着を測るためには定期的にテストをする必要があります。WINGでは中1と中2には全国模試(育伸社・月例テスト)を2ヶ月に1度、偶数月に実施します。科目は国語・数学・英語の重要3科目です。特に数学と英語は毎日の学習習慣が必要な科目です。その習慣を確認するためにも全国模試を実施します。
中3生は県模試と統一プレ入試、進学校(県立の開邦・那覇国際・向陽・首里・那覇、私立の沖尚・興南、国立の沖縄高専)を志望する生徒には全国模試があります。県模試は年6回あります。県模試の合否判定はAからEまでの5段階評価です。しかし、県模試の実施時期によって見方が変わります。4月・7月・8月はE判定でも志望校を変える必要はありません。これが12月はCまで、そして1月・2月はB判定までです。C判定の中から不合格者が出ます。
東大 | 京大 | 国公立医学科 | |
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開邦 | 3 | 2 | 16 |
薬科 | 1 | 2 | 42 |
沖尚 | 0 | 1 | 15 |
沖縄県内の大学進学実績ベスト3の開邦中・薬科中・沖尚中を目指すクラスです。この3校は六年一貫教育を行い東京大学・京都大学・国公立大医学部医学科に多数の合格実績を出しています。
この3校を2年間計画で攻略します。中学受験で一番大事な科目は国語です。これはどの受験にも当てはまります。読書習慣の有る無しが大きな差になります。読書好きは読解力がつきます。問題文はすべて日本語で書かれています。問題の意味が判らなければ答えまで辿り着けません。読解力があれば国語以外の算数・理科・社会もできる可能性が高くなります。そして中学入試の「極み」は算数です。開邦中入試では260点中110点が算数です。薬科中・沖尚中にしても算数の配点は高くなっています。算数が得意科目になれば、それだけ志望校の合格可能性が上がります。
算数の第一歩は「計算力」です。正確で迅速な計算力をまず付けることです。毎日の「一日三題」を地道にやることがスタートです。毎日やることに意味があります。それができたら、「数」で遊んで下さい。遊べると算数は必ず得意科目になります。
『合格への道』。これは学習チェックシートのことです。特進クラス全員に学習目標(結果)を記入し、毎週月曜日に提出してもらいます。このシートによってどのように一週間過ごしたかを可視化し、学習のアドバイスの土台として活用します。今年度から、「先週のクラス平均時間」の欄を付け足し、全体の中での自分の学習量の目安にしました。
「小さな事からコツコツと、コツコツが勝つコツ。」
2024年3月号
27期生全員が高校に合格しました。
本当におめでとう!小学校6年生の最初から中学2年生までの丸3年以上もマスク生活、部活も学校行事も大幅に制限、中止になり心残り多き時代を過ごしました。
この苦難の時期を君達はよく辛抱し、耐え抜きました。本当に素晴らしいことです。頭が下がります。そして、今春WING生全員が見事に合格を勝ち獲ったのです。その健闘を心から讃えます。
これからは輝かしい高校生活が待っています。失われた三年間をこれからの三年間で取り返して下さい。君達には翼(WING)が立派に育っています。
自分の夢を見つけて一度だけの人生に大きく羽ばたいて下さい。WINGは卒業生にとっていつまでも「安住の地」、疲れた時の「止まり木」です。
いつでも顔を見せに来て下さい。
そして次は三年後です。
大学合格の吉報を心待ちにしています。
WING小6特進クラス出身の我喜屋奏利君(開邦中→開邦高)が見事に東京理科Ⅰ類に現役で合格を果たしました。WINGからは通算3人目、現役では初の快挙です。
彼との出会いは小5の夏休み前、夏希講習会からの参加でした。楽し気にコツコツ勉強に取り組み、塾の宿題もきちんとやっていました。本領を発揮したのは小6になってからです。
毎月行う全国模試でも高得点で高い偏差値を維持しました。中学受験は開邦中・薬科中・沖尚中の3校全てに合格し、開邦中に進学しました。
彼の素晴らしいところは、多くの中学受験生に見られがちな、中学入学後の「燃え尽き症候群」にかかることもなく、6年間計画的に勉強を続けたところです。
まさに「2月の勝者」ならぬ「2000日の勝者」です。彼なら大丈夫だと思いますが都会の絵の具に染まらず、初心を貫徹して、将来の夢を叶えて欲しいと切望します。20歳を過ぎたらおいしいお酒を飲みましょう。
令和6年度中学入試は、開邦中・沖尚中そして1月14日(日)の薬科中で終了しました。12月2日(土)に行われた県立開邦中入試では、適性検査Ⅰ(国語と社会)、適性検査Ⅱ(算数と理科)とも易しくなり高得点化しました。
もう一つの独自問題(算数)は難化(むしろ元に戻った)しました。その結果、1次合格では前年に比べて合格最低ラインが10点近く上がりました(195→204)。2次の追加合格でもやはり前年比10点位の上昇を見せました(181→191)。
このような合格最低点の変化がありましたが、年間を通した個人の成績を見るとむしろ偏差値通りの順当な入試結果であったと言えます。
薬科中学の入試も同様でした。育伸社の偏差値では開邦中66、薬科中64がA判定(80%合格基準)ですが、両校とも合格者の平均偏差値は63台です。
これが実際の目標です。開邦中・薬科中を目指すのであれば、先ずは偏差値60を超えることです。そして必ず63までは辿りつかなくてはいけません。
WINGの小5・小6特進クラスは毎月全国模試(育伸社・月例テスト)を行います。この模試は年間30単元から成るテキストからの出題です。毎月4単元ぐらいになります。
そう考えると一週間で1単元(6~8ページ)を7日間で終わらせる進度になります。
全国模試の結果(得点)については、点数と偏差値(平均点をとれば50になります)が出ます。月により平均点は変わりますが、4科目の平均が200点から240点位の間です。
開邦中と薬科中の合格者の平均偏差値が63ぐらいと考えると、4科目の合計点は少なくとも400点満点中300点以上は取りたいところです。
2024年2月号
今年の中3生、WING27期生の卒業アルバムが完成しました。4年振りのマスク無しの卒業写真を見ると感慨深いものがあります。コロナ対策で耐え忍んだ3年間、本当に長かった。皆良く頑張りました。とても素敵な顔で写っています。
今日2月23日(金)は天皇誕生日。一昨日、県立入試の最終競争率が出ました。例年と比べて高めの競争率の学校、反対に低めの競争率の学校とさまざまでした。しかし、WINGの廊下に掲示してある各個人の合格目標点はすべて織り込み済み「絶対合格目標点」です。目標点を超えるイコール合格なのです。「点取り屋」になれ、合格はもう君の目の前にある。3月14日(木)、君の最高の笑顔を待っている。
ここで一句。
サクラ咲く
君の笑顔を
待つ身かな
塾長
今年の7月から新紙幣に変わります。1984年から初代、二代と40年間一万円札の顔であった福沢諭吉について改めて考えてみます。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」で始まる福沢諭吉の『学問のすすめ』はだれでも最初の部分だけは知っているフレーズだと思います。この初編の出だし部分は、人間は皆、平等で身分上下の差別などはなく皆同様に権利はあると述べています。しかし、生活水準の平等ということではありません。それは、次に「人、学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」(学問しなければ才能が備わらない。知恵なき者は、愚か者である)を読めば判ります。つまり、賢人と愚人の違いは、学ぶか学ばないかによって決まるのであると述べ、生活水準には大きな格差があると。世の中にはむずかしい仕事もあるし、やさしい仕事もある。むずかしい仕事をする人は偉い人であり、簡単な仕事をする人は身分の低い人だとも言っています。
確かに、世の中の給与水準では時給900円と10000円では、一日8時間、一ヶ月25日間、一年は12ヶ月だから、年収で計算すると時給900円だと216万円で、時給10000円だと2400万円と大きな差がつき全く異なった生活水準になります。
生きるとは仕事をすること。また、そのために役立つのが学問であると書かれています。
福沢諭吉がこの『学問のすすめ』を出版したのが明治5年(1872年)です。今から150年以上も前に書かれたことが今の時代でも立派に通用しています。
先行きの不透明な時代だからこそ、「学問」の大切さを大人も子供も、もっともっと理解して、日々を過ごす必要があると思います。人は、学び続けなければならないのです。
中2以下の全学年の塾生を対象に第一回三者面談を行います。3月12日(火)から23日(土)までの火・木・土の5日間です。同封の申込用紙に記入して申し込まれて下さい。
新小6特進クラスが、3月1日(金)からスタートします。授業時間も月・水・金は午後7:45までとなります。いよいよ受験生、一月の勝者になろう!!
特進クラスで毎週提出してもらう「合格への道」は一週間の勉強時間を分単位で記入します。特進クラスは全国模試(育伸社・月例テスト)での偏差値の上がり下がりは勉強時間を大いに関連があります。家庭でも時間割を作り、勉強時間を確保しましょう。新しい「合格への道」では各自の勉強時間と共に先週のクラス平均時間も記入します。切磋琢磨して頑張りましょう。
開邦中 | 薬科中 | |||||
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年度 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 |
2018 | 40 | 110 | 63.2 | 200 | 272 | 61.7 |
2019 | 80 | 190 | 63.9 | 200 | 300 | 62.9 |
2020 | 80 | 211 | 62.1 | 200 | 305 | 61.9 |
2021 | 80 | 162 | 63.9 | 200 | 310 | 62.3 |
2022 | 80 | 189 | 63.3 | 200 | 294 | 63.6 |
2023 | 80 | 149 | 63.5 | 200 | 322 | 61.1 |
2024 | 80 | 146 | - | 200 | 303 | - |
※データは育伸社の月例テストの偏差値です
2024年1月号
今日は、2月5日(月)。3月6日(水)から始まる県立一般入試まであと30日になりました。WINGでは新たに5週連続で、土曜日に理社の一問一答、弱点対策と授業、日曜日はWING直前模試を行っています。一週間で合計19.5時間授業を行いますが、これだけではまだまだ足りません。塾以外で一週間に30時間以上はやる必要があります。学校から帰宅して就寝するまでの間、入浴(シャワー)、食事、少しの自分の時間を除いて家庭学習に使いましょう。必ず時間割を作って複数の教科をやります。結果は毎週のWING直前模試に点数アップとなって表れます。各自の「絶対合格目標点」を達成すること。その先にはあこがれの高校生活が待っています。今は一番苦しい時ですが、一日一日を大切に悔いの無い受験生活を送りましょう。
この冬もコロナ・インフル・風邪と3つのウイルス性疾病が存在します。特にインフルは大流行です。健康管理に最大の注意を払わなければいけません。感染すると5日前後はつぶれてしまいます。限られた貴重な時間です。用心に越したことはありません。
受験は自分自身との戦いです。
負けるな!!
開邦中2名、薬科中1名、沖尚中3名、これが今年度WINGの中学受験合格実績です。今年も5名の特進クラスでした。小6特進クラスの皆、よく頑張りました。おめでとう!!
開邦中は適性Ⅰ(国語・社会各50点)、適正Ⅱ(算数・理科各50点)は易しくなり、独自問題(算数60点)は昨年易しかったのが元に戻り難しくなりました。合格点数は260点満点で一次が204点、追加合格が192点となり、昨年の一次195点、追加合格183点と比べて10点前後合格基準が上がりました。
薬科中は合格者数296名で、今年は追加合格候補者からの繰り上げ合格が無かったようです。
中学受験で合格のカギは算数と国語です。開邦中は260点満点で110点が算数です。またこの中の60点は独自問題(時間30分で20問の応用問題)。独自問題の出来が合格のカギになります。薬科中は500点中150点、点数の差が合否を決める出題です。
国語は読解力が勝負です。問題を解く以前に読む力が求められます。読書習慣の有る無しが大きな差になります。
小学校4年生までは、特殊な受験勉強よりもむしろ、算数では正確で迅速な計算力をつけ、国語では読書習慣ができたお子さんの方が、中学受験で合格の可能性が高いと言えます。一日一日を大事に過ごしてください。それが合格への近道です。
2023年12月号
十二月の三者面談(中3と小学部特進クラス対象)が終了しました。中3生は、12月の県模試データを基に進路指導を行いました。12月の得点から3月の県立入試本番まで、「受験生」に成ることができれば平均40点(300点満点)は得点アップが可能です。そのためには真の受験生に成ることです。
受験生とは家庭学習が最低3時間以上できている者のことです。今、すぐにでも受験生にならなければいけません!合格は自分の手で掴め!!
各中学校で校内推薦合格が発表されました。しかし、有頂天になってはいけません。人気が高い進学校は軒並み高い競争率です。昨年(令和5年度)では、向陽・普通の2.90倍を筆頭に開邦・学術探究2.55倍、と続き那覇国際、那覇、首里、小禄も2倍を超えています。三者面談でもお話ししましたが、県立の推薦入試は「宝くじ」、当たれば(合格すれば)儲けもの、それよりも一般入試で絶対合格する学力を付けることが大事です。
また推薦入試は開邦以外は学力テストが無く、内申点中心で合否を判定します。これでは本当の学力が判りません。進学校へ入学して、学校の授業についていけない生徒の中に推薦合格者が多いのも事実です。特に推薦合格者に3月の一般入試を課さない進学校にその傾向があります。自分の目標点を取って学力で合格しましょう。
小学部から中3まで全学年を対象に冬希講習会を12月25日(月)から行います。小学部・5特・中1・中2は全5日間、6特・中3は全13日間になります。よろしくお願いいたします。
6特と中3は受験へ向けてラストスパートの時期です。沖尚中・高は1月8日(月)まであと18日、薬科中24日・県立高校一般入試まで76日となりました。(12月21日現在)毎年つくづく思うことは、国語力(読解力)が高いお子さんほど受験を有利に進めることができると言うことです。
国語は読解力があると安定して点数が取れる科目であると同時に他の科目の得点にも大きく影響を与えます。問題文を正確に素早く読むことができて初めて正しい解答を導き出します。近年中学入試も県立入試も国語以外の科目で長文化が目立ちます。益々読解力の必要性が問われます。本を読む、雑誌を読む、新聞を読む、これらの読む習慣が読解力を鍛えます。
中2以下の受験生でない学年の皆さん、この冬、読む習慣の第一歩を踏み出して下さい。ご父母の励ましがとても大事です。よろしくお願いします。
開邦中の合格発表は、例年12月のクリスマス前後に届きます。しかし、これは一次(80名)発表で1月19日以降に二次の発表があります。令和5年度は69名の二次合格者が出ています。
新年を迎えるとすぐ、1月8日(月)に沖尚中学の入試があります。そして、1月14日(日)は薬科中学の入試です。年をまたいで後30日もありません。クリスマスとお正月は1月17日(水)。そうです薬科中の合格発表の日です。合格すればサンタさんと七福神が肩を組んで一緒にやって来ます。まちがいなく平年のクリスマスとお正月以上にハッピーです。体調に気を付けて頑張ろう。南国の沖縄とはいえ、1月の入試はかなり寒いです。防寒対策も大事です。自分の将来の夢に向かって、悔いの無い中学受験を戦おう。
2023年10・11月(合併号)
中3生対象、今年も10月22日(日)より「実力養成講座」を行います。これは開邦・那覇国際・向陽・首里・那覇の県立進学校5校と国立沖縄高専・私立の沖尚高校、興南高校を目指す生徒のための講座です。英語・数学・国語の3科目を県立入試よりも高いレベル(全国レベル)まで押し上げます。そして県立入試はもちろん入学後も高校の授業に対応できるだけの学力をつけます。高校入試は内申点(3年間)と一般入試(300点満点)で合否を決めますが、内申点の消費期限は合格発表までです。高校へは学力のみを持って入学します。3年後の大学進学を考えている生徒にとって、入学後学校の授業に余裕を持って臨めるか大きなカギになります。とりわけ、英語・数学・国語の3科目が大学合格への大きな壁と言えます。
講座は日曜日を中心に全国模試3回、授業12回の合計15回になります。日曜日は6時間の授業を行います。例年この講座のスタートが「受験生」に切り替われる合図にもなっています。期間は沖尚高入試直前の1月6日(土)までです。沖尚高の入試後は、中3生全員を対象に理科と社会を含めた5科目の「県立高校入試対策講座」を県立入試一日目の3月6日(水)まで行います。
ここ最近各中学校の定期テストの回数が減っています。以前は二学期制の学校で年4回・三学期制の学校で年5回実施されていた定期テストが、多い学校で年4回、少ない学校では年2回まで減少しています。単元テストと小テストで対応するとのことですが、「一夜漬けの勉強」で通用するテストでは学力を着実に上げることはあまりにも非現実的です。
WINGでは中1・中2に向けて8月以降は偶数月(10月・12月・2月)に全国模試を行います。科目は英語・数学・国語の3科目です。テスト範囲は教室に掲示してあります。また偏差値も出ます。全国平均であれば50の偏差値が付きます。中2の8月以降は志望校に対しての合否判定も出ます。また全国模試の合否判定は学力のみの判定であるので、高校入学後の目安になります。更に大学入試の偏差値でもあります。全国模試が本当の学力と言えます。
高校名 | 偏差値 |
---|---|
開邦 | 61 |
那覇国際 | 57 |
向陽・理数 | 53 |
向陽・普通 | 51 |
向陽・国際文 | 49 |
首里 | 51 |
那覇 | 51 |
那覇西 | 45 |
小禄 | 44 |
知念 | 43 |
糸満 | 43 |
豊見城 | 36 |
高校名 | 全国模試 |
---|---|
沖尚・パイオニア | 57 |
沖尚・チャレンジャー | 54 |
興南・総合進学 | 45 |
2023年9月号
中3生対象、今年も10月22日(日)より「実力養成講座」を行います。これは開邦・那覇国際・向陽・首里・那覇の県立進学校5校と国立沖縄高専・私立の沖尚高校、興南高校を目指す生徒のための講座です。英語・数学・国語の3科目を県立入試よりも高いレベル(全国レベル)まで押し上げます。そして県立入試はもちろん入学後も高校の授業に対応できるだけの学力をつけます。高校入試は内申点(3年間)と一般入試(300点満点)で合否を決めますが、内申点の消費期限は合格発表までです。高校へは学力のみを持って入学します。3年後の大学進学を考えている生徒にとって、入学後学校の授業に余裕を持って臨めるか大きなカギになります。とりわけ、英語・数学・国語の3科目が大学合格への大きな壁と言えます。
講座は日曜日を中心に全国模試3回、授業12回の合計15回になります。日曜日は6時間の授業を行います。例年この講座のスタートが「受験生」に切り替われる合図にもなっています。期間は沖尚高入試直前の1月6日(土)までです。沖尚高の入試後は、中3生全員を対象に理科と社会を含めた5科目の「県立高校入試対策講座」を県立入試一日目の3月6日(水)まで行います。
ここ最近各中学校の定期テストの回数が減っています。以前は二学期制の学校で年4回・三学期制の学校で年5回実施されていた定期テストが、多い学校で年4回、少ない学校では年2回まで減少しています。単元テストと小テストで対応するとのことですが、「一夜漬けの勉強」で通用するテストでは学力を着実に上げることはあまりにも非現実的です。
WINGでは中1・中2に向けて8月以降は偶数月(10月・12月・2月)に全国模試を行います。科目は英語・数学・国語の3科目です。テスト範囲は教室に掲示してあります。また偏差値も出ます。全国平均であれば50の偏差値が付きます。中2の8月以降は志望校に対しての合否判定も出ます。また全国模試の合否判定は学力のみの判定であるので、高校入学後の目安になります。更に大学入試の偏差値でもあります。全国模試が本当の学力と言えます。
全国模試・県模試の比較
A判定(合格率80%)偏差値
高校名 | 全国模試 | 県模試 |
---|---|---|
開邦 | 61 | 67 |
那覇国際 | 57 | 66 |
向陽 | 51 | 63 |
首里 | 51 | 60 |
那覇 | 51 | 59 |
那覇西 | 45 | 53 |
小禄 | 44 | 52 |
知念 | 43 | 50 |
糸満 | 43 | 50 |
豊見城 | 36 | 46 |
高校名 | 全国模試 |
---|---|
沖尚 | 57 |
興南 | 49 |
※偏差値は、その模試の平均点が50になります。
沖縄県と全国の学力差は偏差値で10前後あります。
8月の全国模試では、多くの生徒が偏差値の自己ベストを出しました。それはなぜか?答は簡単です。夏希講習会の圧倒的な授業時間と豊富な家庭学習時間のたまものです。
9月の「合格への道」では家庭学習時間は減少傾向にあります。学校が始まり、忙しい学校生活を送っているのでしょう。あるいは、8月の偏差値に安心して気持ちがゆるんでいるのかもしれません。受験は決して安心してはいけません。8月に偏差値を伸ばしきれなかった生徒は死に物狂いで頑張ります。後ろから追いつき、追い越そうと頑張っています。開邦中も薬科中も県内では超人気校です。昨年度の受験者は開邦中で623名、薬科中で706名。偏差値は開邦中66、薬科中63と九州地方の中学校では久留米附設(福岡)73、ラ・サール(鹿児島)72に次ぐ高さとなっています。誰もが行きたい中学なのです。もう一度、初心に戻って「本当の受験生」になりましょう。計画を立てて、できたかどうか「合格への道」で確認しましょう。週一回は必ず「復習の日」を作りましょう。やりっぱなしの勉強は実力として定着しません。受験は時間との戦いです。しかし、睡眠時間はきちんととりましょう。体が一番です。10月と11月に2ヶ月は最大のチャンスです。
10月22日(日)より「入試対策講座」が始まります。今までの授業に加えて日曜日も授業が入ります。いよいよ本格的に開邦中と薬科中の入試問題も解きながら、各人の得点力アップを図って行きます。1日6時間、でも君達なら頑張れる。6年一貫教育の恩恵を受けられるのは努力した者の特権です。
2023年8月号
7月24日から始まった今年の夏希講習会。過去3年間はコロナ禍の影響で、昼からの開始でしたが、今年は午前からのスタートになりました。朝から小学生のにぎやかな声が全教室に広がり活気のある講習会でした。中学受験の小6特進クラスは、お弁当の時間、授業中とはまた違った一面を見ることができました。4年ぶりの濃厚で新鮮な講習会でした。
7月中旬にWING恒例の共通学力テストを行いました。このテストは共通という名の通り、全学年同一問題です。受験したのは小5特進・小6特進・中1・中2・中3の塾生。今回は73名が受験しました。内容は小学5年生の国語・算数。ただし中学受験を目指すための全国模試を使用したので決して易しくはありません。学力を見る上では最適な問題です。結果を見ると、学年に関係なく、小学校の学習をきちんとやっていた者は高い点数をとっています。国語は「読む習慣」、本・新聞・雑誌など読書習慣がある者ほど点が高く、算数(中学生は数学というタイトルで受験)は計算力、文章問題、図形問題の出題で、特に計算力で差がつきました。
WING共通学力テスト、時間は秋を予定しています。一歩ずつ確実な学力の伸びを期待しています。
令和6年度の入試日程が決まりました。例年との違いは、沖尚中の入試が1月の第二日曜日から成人の日に変わったことです。具体的には1月8日(月・祭日)になりました。中学3校の入試日を一覧にしました。
9月1日で開邦中まであと92日、沖尚中まで129日、薬科中までは135日となります。受験生である6年生は一日一日を大事に、計画的に学習を行いましょう。悔いの無い中学受験を精一杯頑張って下さい。9月から火曜日と木曜日、午後5時から6時40分まで、入試対策を行います。
開邦中 | 沖尚中 | 薬科中 |
---|---|---|
12月2日(土) | 1月8日(月) | 1月14日(日) |
2023年6・7月号
連休明けの5月8日からコロナが2類から5類の感染症に移行されました。5類とはインフルエンザと同等の措置です。世の中全体にコロナはもう大丈夫という認識が広まりました。心配した通り、6月上旬ごろから特定の中学校からコロナ感染者が増え出しました。今、那覇・島尻周辺でかなりの感染者が出ています。WINGでは塾に入室してから退出までは、マスクを必ず着用する。これをもうしばらく続けていきます。ご家庭に置かれましても、よろしくご協力の程お願いします。
おかげさまでWING進学スクールは、7月1日で満26周年を迎えました。
1997年7月1日開校。
あれから26年の歳月が流れました。これもひとえにご家庭・地域の皆様の厚い応援とご理解のおかげです。誠にありがとうございます。これからも地域に根ざし、子ども達の「夢先案内人」として力の限り精進してまいります。今後ともWING進学スクールをよろしくお願いいたします。
今年も7月24日(月)から8月31日(木)までの期間、夏希講習会を行います。
夏希講習会の目的は各学年とも学力の底上げと学習の習慣付けです。小学生は読むこと(国語)と考えること(算数)を中心に、中学生はこれに外国語(英語)が加わります。また、時間のある夏休みだからできる体験型講座、「塾内留学」「パズル道場」を小学部では体験していただきます。学力アップの「きっかけ」にWINGの「夏希講習会」を活用して下さい。
7月10日(月)~21日(金)までの期間、三者面談を行います。対象は全学年で小学部、中1・中2は7月10日(月)・12日(水)・13日(木)の3日間、5特と6特は7月11日(火)、中3は7月14日(金)から21日(金)までで、16日(日)と17日(月)を除く6日間となっています。同封の三者面談申込書に記入されて申し込んでください。電話予約の場合も申込書の提出をお願いします。
WINGで毎月受けている全国模試は育伸社の月例テストです。この全国模試ですが、昨年度の2月以降県内の受験者数が大幅に増えています。この事を業者の担当者に確認したところ、県内大手の進学塾が今までは県外(本社福岡)扱いだったのが県内扱いになったとのことでした。これはとても有難いことです。今まで以上に各中学校の合格ボーダーが判りやすくなります。全国模試は毎年7月に各中学校別に偏差値の改定があります。その事もふまえて注視していきます。
小5特進クラスは4月からの復習をしながら、4科目のテキストを進めて行います。
特進の勉強は国語と算数の2科目が特に重要です。国語の読解力は読む習慣があるかどうか。読書好きは大きなアドバンテージがあります。算数の基礎計算は絶対にミスしない計算力が必要です。小学校では習わない応用問題ばかりですが、あきらめず考える持続力を養おう。理科と社会も含めた課題(宿題)をやることです。
小6特進クラス、一番早い受験は12月2日(土)の開邦中入試です。7月8日(土)であと147日、5ヶ月を切っています。夏希講習会では、入試の過去問も解いていきます。各科目のテキストを進めると同時に、過去問の間違い問題の見直しにも時間をかけましょう。
「あきらめない!!」
これが受験に勝つ必勝法です。『夢』実現に向けてこの夏は最大のチャンスです。
2023年5月号
昨年11月30日付の沖縄タイムスに「定期テスト廃止の動き」という記事が紙面のトップに載っていました。サブタイトルに県内公立中定期テスト見直し、単元テストで代替の文字もありました。定期テストの廃止と単元テストの導入は全国的な傾向だそうです。県内でも本島中部の学校から導入が進みました。しかし、反対に昨年度廃止した定期テストを本年度から復活させた中学も現れました。席次を出すことで、学力や進路選択の目安になると判断したとのことです。
WINGに在籍している子ども達の中学を見ても、全ての学校で今まで5月に実施していた中間テストが廃止されました。かつては年間5回あった定期テストが多い学校で4回、少ない学校では2回になっています。テスト回数の減少による学力低下を懸念する声も多いようです。
定期テストは子ども達の本当の学力ではありません。テストの2週間前ぐらいから集中的に学習時間を増やすと間違いなく高得点が取れます。その後、テスト終了後一週間も経つとほとんど忘れてしまう。これは「一夜漬け」の勉強なのです。実にもったいない勉強法です。しかし、その定期テストにも意味があります。それは内申点を付けるためのテストであることです。ご存じの通り、高校入試は内申点と入試得点の2つから合否を決めます。内申点は定期テスト・授業態度・提出物などから作成されます。定期テストは内申点を付けるためのもので3月の県立入試の合格発表と同時に消費期限を迎えます。4月から高校入学後に残るのは学力だけです。
WINGでは、今まで通り学力の定着を測るための全国模試(中学部は2ヶ月おき)と定期テスト対策の二本柱で授業を進めていきます。全国模試は今の正確な学力を点数化します。テスト範囲は小学生から習ったところまでの内容です。家庭学習の習慣を定着させるもので、高校入学後も通用する学力を養います。高校入学後も学校の授業に対応する学力が無ければ、更に3年後の大学入試には太刀打ちできません。特に、国語・数学・英語の3科目が重要教科になります。この3科目が得意であれば、国立大学入学もかなり合格の可能性が高くなります。全国模試で全国の平均点(偏差値50)以上を目指しましょう。そうすれば、地元の琉球大学以上の大学合格に近づきます。定期テストは「内申点」、全国模試は「学力」という基準を理解していただきたいと考えます。
WINGの全国模試は2ヶ月に一度、偶数月(4月・6月・8月・10月・12月・2月)を予定しています。中3は県模試との兼ね合いで、8月・10月・11月・12月の4回になります。
学力調査とは中3生が中学校で実施するただ一度だけの模擬試験です。例年10月、令和5年度は10月17日(火)・18日(水)に行われます。また、この一度のテストデータが中学での進路指導の根拠となります。テスト範囲は中1から中3の途中までです。県立入試に近い内容と考えてください。また、同じ公立中学とはいえ学校によって学力格差があるのも事実です。
2023年4月号
四月から学校に合わせて、WINGでもマスク着用について個人の判断にまかせることになりました。四年振りです。引き続き、手指消毒と検温、教室の換気は継続して行います。よろしくご協力の程お願いします。
WINGは小学生から中学生を対象とした学習塾です。しかし、その最大の関門である中学受験も高校受験、さらに大学受験も人生の一通過点にすぎません。人生の最大目標である「幸せな人生」を追求するためには「就職」を避けては通れません。どんな時代であっても世の中が必要とする人材の育成こそが、子ども達の「幸せな人生」の第一歩であると考えます。
「学力」は人生の財産であるとの考えの下、進学先でも通用する学力の充実に取り組みます。合格後も「のびしろ」を持って進学し、「燃え尽き症候群」を無くします。これがWINGの理念です。
毎日の家庭学習と「読書の習慣」をつけていきましょう。
一ヶ月、三ヶ月そして一年続ければ必ず「大きな宝」が確実に育ちます。
ガンバロウ!!
沖縄県内の大学進学実績ベスト3の開邦中・薬科中・沖尚中を目指すクラスです。この3校は六年一貫教育を行い東京大学・京都大学・国公立大医学部医学科に多数の合格実績を出しています。
この3校を2年計画で攻略します。そして、中学受験にせよどの受験も一番大事な科目は国語です。読書習慣の有る無しが大きな差になります。読書好きは読解力が付きます。問題はすべて日本語で書かれています。問題の意味が判らなければ答えまで辿り着けません。読解力があれば、国語以外の算数・理科・社会もできる可能性が高くなります。そして、中学入試の極みは算数です。開邦中入試では260点中110点が算数です。薬科中・沖尚中にしても算数の配点は高くなっています。算数が得意科目になれば、それだけ志望校の合格可能性があがります。
算数の第一歩は「計算力」です。正確で迅速な計算力をまず付けることです。毎日の「一日三題」を地道にやることがスタートです。毎日やることに意味があります。
今年度から小5特進も含めて、特進クラス全員に学習目標票(結果)を使用してもらいます。月曜日に提出してもらい、このシートによってどのように一週間過ごしたかを可視化し、学習のアドバイスの土台として活用します。
2023年3月号
26期生全員が第一志望に合格しました。本当におめでとう。小学校卒業直前からコロナによる世界的パンデミックにみまわれ休校が続きました。中学校入学後も三年間にわたるマスク生活、部活も学校行事も大幅に制限、中止になり心残りだけの中学生活になりました。この苦難の時期を君達はよく辛抱し、耐え抜きました。本当に素晴らしいことです。頭が下がります。そして、WING生全員が見事合格を果たしたのです。 その健闘を心から讃えます。 過去に流行ったどんな伝染病も三年では収束した歴史通りだとすれば、輝かしい高校生活が待っています。失われた三年間をこれからの三年間で取り返してください。 君達には翼(WING)が立派に育っています。自分の夢を見つけて一度の人生に大きく羽ばたいて下さい。WINGは卒業生にとっていつまでも安住の地、疲れた時の「止まり木」です。いつでも顔を見せに来てください。 そして次は三年後です。 大学合格の吉報を心待ちにしています。
文部科学省は三月末まで教育現場でのマスク着用を進めています。WINGにおいても同様の対応をします。
また新年度の四月からも学校と同様に対応していきます。ご理解の程よろしくお願いします。
令和5年度中学入試は、開邦中・沖尚中そして1月15日(日)の薬科中学で終了しました。12月3日(土)に行われた県立開邦中入試では、適正検査Ⅰ(国語と社会)が難化、国語が苦手で読解力が乏しい者は大苦戦しました。しかし適性検査Ⅱ(算数と理科)と独自問題(算数)がむしろ点数が取り易かったため、1次合格では前年に比べて合格最低ラインが十数点も跳ね上がりました(180→195)。2次の追加合格でもやはり前年比10点位の上昇を見せました(170→181)。
このような合格最低点の変化がありましたが、年間を通した個人の成績を見るとむしろ偏差値通りの順当な入試結果であったと言えます。
薬科中学の入試も同様でした。育伸社の偏差値では開邦中66・薬科中64がA判定(80%合格基準)ですが、両校とも合格者の平均偏差値は63台です。これが実際の目標です。開邦中・薬科中を目指すのであれば、先ずは偏差値60を超えることです。そして必ず63までは辿り着かなくてはいけません。
WINGの小5・小6特進クラスは毎月全国模試(育伸社・月例テスト)を行います。この模試は年間30単元から成るテキストからの出題です。毎月4単元ぐらいになります。そう考えると一週間で1単元、月曜日からの家庭の時間割で1単元(6~8ページ)を7日間で終わらせる進度になります。
全国模試の結果(得点)については、点数と偏差値(平均点をとれば50になります)が出ます。月により平均点は変わりますが、4科目の平均が200点から240点位の間です。開邦中と薬科中の合格者の平均偏差値が63ぐらいと考えると、4科目の合計点は少なくとも400点満点中300点以上は取りたいところです。
中学受験で重要な科目は国語と算数の二教科です。どの中学入試も国語と算数の配点が高く、国語と算数の得意な生徒ほど合格の可能性が高くなります。県立の開邦中は、4科目260点満点中、算数の配点が110点もあり、算数が得意な生徒に来て欲しいというメッセージがあります。
中学受験を目指す生徒は、家庭学習の習慣が絶対条件です。塾からは必ず宿題が出ます。その宿題をする時の「お助け人」が参考書です。参考書は時代により流行が変わります。昭和の時代は「力の5000題」でしたが、令和の今お勧めは学研の「?はてなに答える」(色は白)と旺文社の「わかる」シリーズ(色は赤)です。国語・算数・理科・社会の四冊揃えてください。今の参考書は視覚的にもわかりやすくなっています。お子さんの好きな方を選んでください。
県内中学入試の配点 | |||||
---|---|---|---|---|---|
中学名 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 合計点 |
開邦中 | 50 | 110 | 50 | 50 | 260 |
薬科中 | 150 | 150 | 100 | 100 | 500 |
沖尚中 | 100 | 100 | 50 | 50 | 300 |
2023年2月号
今日2月23日(木)は天皇誕生日。昨日、県立入試の最終競争率が出ました。例年と比べて高めの競争率の学校、反対に低めの競争率の学校とさまざまでした。しかし、WINGの廊下に掲示してある各個人別の合格目標点はすべて織り込み済みの「絶対合格目標点」なのです。目標点を超えるイコール合格なのです。「点取り屋」になれ、合格はもう君の目の前にある。3月15日(水)、君の最高の笑顔を待っている!!
私の同級生の中に理科Ⅲ類(東京大学医学部医学科)に現役合格した者が2名います。うちのS君。中1のとき、彼の家へ遊びに行き、彼の部屋に入った。本棚に並んでいる本の中に、なぜか理科と社会は大学受験用の参考書(チャート式の分厚い本)が並んでいる。
理科は物理・化学・生物・地学、社会は日本史・世界史・地理と。試しに手に取ってページをめくって見ると、どの本も小さな活字のオンパレードで数百ページもの厚さ。これを読みこなして使っているのだから、彼の国語力は大したものなのだろう。13歳で!!本棚には文学全集などの本を始め、部屋の壁全体が本で埋め尽くされていた。恐るべき読書量。理科と社会は、中高6年間で繰り返し同じ内容をやる科目なので国語力(読解力)がある生徒には大学入試用の参考書ぐらいの方がむしろ読み応えがあると、後に先生から聞いた。
もう一人のY君の家には高1の時昼飯を狙って土曜日に遊びに行った。玄関を入ると靴箱の上に一冊の豆単(赤尾の豆単といって当時の大学入試用の英単語集・旺文社)が置かれていた。置き忘れたのかなと思った。靴を脱いで2階の彼の部屋に上がる階段。ここでも、さっきの豆単が階段の途中に置かれていた。まさか!彼の部屋へ入った。きれいに整頓された机の上にも、あの豆単があった。私はすべてを理解した。おそらくまだあるだろう。あと2冊ぐらいは。案の定2冊見つけた。トイレとリビングのテーブルの上に。彼はいつでもどこでも勉強し、理科Ⅲ類へ合格したのだ。
二人の同級生は、秀才であったかも知れないが決して天才ではない。ただ絶対的な武器を持ち合わせていた。一人は国語力(読解力)であり、もう一人は繰り返すこと(反復学習)だった。読書習慣が国語力を作り、反復学習が確かな学力を作る。是非、彼らに続く者の出現を楽しみにしている。
WINGの開邦中合格者2名は県内500塾の中で第10位。薬科中合格者3名は第9位の成績でした。大方の予想通り、開邦中1期生の大学入試の頑張りで東大4名、京大3名、国公立の医学科15名の大躍進。その結果、今年度の開邦中は追加合格者が69名と定員2クラス80名に変更後、最小の人数でした。
来年以降も更に難化する可能性があります。合格者の平均偏差値を一覧表にしました。
開邦中 | 薬科中 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 |
2018 | 40 | 110 | 63.2 | 200 | 272 | 61.7 |
2019 | 80 | 190 | 63.9 | 200 | 300 | 62.9 |
2020 | 80 | 211 | 62.1 | 200 | 305 | 61.9 |
2021 | 80 | 162 | 63.9 | 200 | 310 | 62.3 |
2022 | 80 | 189 | 63.3 | 200 | 294 | 63.6 |
2023 | 80 | 149 | - | 200 | 322 | - |
2023年1月号
今日は2月5日(日)、3月7日(火)から始まる県立高校一般入試まで、あと30日になりました。WINGでは新たに5週連続で、土曜日は弱点対策と授業、日曜日はWING直前模試を行っています。1週間で合計19時間授業を行いますが、これだけでは、まだまだ学習時間が足りません。塾以外で30時間位はやる必要があります。学校から帰宅して就寝するまでの間、入浴(シャワー)、食事・少しの自分の時間を除いて家庭学習に時間を使いましょう。必ず時間割を作って複数の教科をやります。結果は毎週のWING直前模試に点数アップとなって表れます。
この冬、コロナ・インフル・風邪と3つの病気が流行しています。健康管理に最大の注意を払いながら頑張りましょう。受験は自分自身との戦いです。
負けるな!!
2022年12月号
十二月の三者面談(中3と小学部特進クラス対象)が終了しました。中3生は12月の県模試のデータを基に進路指導を行いました。。12月の得点から3月の県立入試本番まで、受験生に成ることができれば平均40点(300点満点)は得点アップが可能です。そのためには真の受験生に成ることです。受験生とは家庭学習が最低3時間以上できている者のことです。今、すぐにでも受験生にならなければいけません!合格は自分の手で掴め!!
各中学校で校内推薦合格が発表されました。しかし、有頂天になってはいけません。人気が高い進学校は軒並み高い競争率です。昨年(令和4年度)では、向陽・普通の3.70倍を筆頭に開邦・学術探究2.86倍、那覇国際・普通2.71倍と続き、那覇、首里、那覇西も2倍は超えています。三者面談でもお話しましたが、県立の推薦入試は「宝くじ」、当たれば(合格すれば)儲けもの、それよりも一般入試で絶対合格する学力を付けることが大事です。また推薦入試は開邦以外は学力テストが無く、内申書中心で合否を判定します。これでは本当の学力が判りません。進学校へ入学して、学校の授業についていけない生徒の中に推薦合格者が多いのも事実です。特に推薦合格者に3月の一般入試を課さない進学校にその傾向があります。自分の目標点を取って学力で合格しましょう。
小学部から中3まで全学年を対象に冬希講習会を12月26日(月)から行います。小学部・5特・中1・中2は全5日間、6特・中3は全10日間になります。各学年ごとの冬希講習会日程を同封します。ご確認の程、よろしくお願いいたします。
6特と中3は受験へ向けてラストスパートの時期です。沖尚中・高は1月8日(日)まであと19日、薬科中26日・県立一般入試まで77日となりました。(12月20日現在)
毎年つくづく思うことは、国語(読解力)が強いお子さんは受験を有利に進めることができると言うことです。国語は安定して点数が取れる科目であると共に他の科目の得点にも大きく影響を与えます。問題文を正確に素早く読むことができ、正しい解答を導き出します。近年中学入試も県立入試も国語以外の科目でも長文化が目立ちます。益々読解力の必要性が問われます。本を読む、雑誌を読む、新聞を読む、これらの習慣が読解力を鍛えます。中2以下の受験生でない学年のお子さん、この冬読む習慣の第一歩を踏み出してください。ご父母の励ましの下、よろしくお願いします。
開邦中の合格発表は、例年12月の最後の週に届きます。しかし、これは一次(80名)の発表で1月20日以降の二次の発表の方が合格者数は多いです。令和4年度は109名の二次合格者が出ています。
新年を迎えるとすぐ、1月8日(日)に沖尚中学の入試があります。そして、1月15日(日)は薬科中学の入試です。年をまたいで、あと30日もありません。クリスマスとお正月は1月18日(水)。
そうです、薬科中の合格発表の日です。合格すればサンタさんと七福神が一緒にお祝いにかけつけます。まちがいなく平年のクリスマスとお正月以上にハッピーです。体調に気を付けて頑張ろう。南国の沖縄とはいえ、1月の入試はかなり寒いです。防寒対策も大事です。自分の将来の夢に向かって、悔いの無い中学受験を戦おう。
私立の入試日程 | ||
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中学名 | 入試日 | 受付期間 |
沖尚中 | 1/8(日) | 12/10(土)~12/19(日) |
薬科中 | 1/15(日) | 12/5(日)~12/16(金) |
2022年10・11月号
11月27日(日)は、県立一般入試(3月7日・8日)までちょうど100日になります。「行ける高校より行きたい高校」へ合格するためのラストチャンスとも言える日数になりました。中3生は本当の受験生にならないと決して入試に間に合いません。家庭学習時間を作らないといけません。
受験は自分と時間との闘いです。負けるな!!
12月10日(土)から20日(火)まで、18日(日)を除く10日間、中3生と小学特進クラスを対象に塾内三者面談を行います。
ただし、中学校により三者面談の日時を指定させて頂きます。これは学校より先に塾で三者面談を行うという意図の下です。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
12月3日(土)に行う「県模試」のデータを基に行います。
三者面談の申込用紙はこの通信に同封しています。仲井真中学は、12月5日(月)から7日(水)に学校で三者面談がありますが、それは最終決定ではありません。WINGでの三者面談も必ず参加されて下さい。
12月3日(土)開邦中入試を皮切りに、中学受験が始まります。1月15日(日)薬科中入試まで約6週間。初めての受験にハラハラ、ドキドキ緊張します。私もそうでした。最初の科目の国語で受験番号・氏名・小学校名を書くだけで3本の鉛筆を折りました。しかし、その後は妙に落ち着いて問題を解くことができました。誰でも皆緊張します。だから心配しないで!
日頃の実力を出し切ろう!!
2022年8・9月号
三年目のコロナの夏を終え、急速に陽性者数が減少しています。やっと元の日常に近づける兆しが見えてきました。勉強において学校・塾でのコロナによるダメージは少なくありませんでした。まだまだマスク・手洗い・換気の生活は続きますが、もうしばらくの辛抱です。みんなで続けましょう。
三学期制の学校では、今二学期の中間テストの真っ最中です。定期テストは全国模試と比べてテスト範囲が広くありません。時間をかけてテスト範囲を復習すれば必ず点数は上がります。テスト範囲を確認し、最低でも二週間前からはテスト勉強を始めましょう。曜日以外(裏曜日)と日曜日も使ってWINGでもテスト対策を行います。欠席しないで受講する。そして家庭でもやることが肝心です。定期テストの点数は勉強時間で決まります。
3つの数字を並べました。小学6年生で受験を志望する君達ならすぐ判ると思います。
10月1日(土)で、開邦中入試まであと63日、沖尚中前期まであと99日、薬科中まであと106日です。受験も残り100日余りになりました。しかし、あせりは禁物です。今まで通りやる事はしっかりやる。それにつきます。一週間に一度は復習の日を作りましょう。そして、一ヶ月に一度は大復習の日、一ヶ月の総復習を行います。睡眠はちゃんととること。10月からは各中学の過去問を実際に解いていきます。そのためにはテキストをどんどん進めることが必要です。
WINGでは10月中に小6特進クラス全員の第3回三者面談を行います。
2022年7月号
ショッキングな出来事が続いています。この二、三年で起こったことは、今後必ず歴史の教科書に載ることばかりです。百年来の伝染病によるパンデミック、誰しも起こるはずがないと信じていた戦争、86年前の二・二六事件以来である元首相の暗殺事件。見たくも無い聞きたくも無いことですがすべて事実です。また、いずれも今、私たち自身が生きているから知り得た情報なのです。生きている証として歴史の中に自分を加えて下さい。生年月日を歴史年表に書き込みましょう。そして、自分の年表の中にこれからいろいろ起こる事実を加えて下さい。良いことも悪いことも。それが歴史の中で自分自身の足跡を残すことにもなります。10年後、20年後、歴史は自分の背景になってくれます。「歴史は繰り返す」先人達が苦悩中で見つけ出した光は、私たちにも必ず届くはずです。人は歴史と共に歩むのです。
夏休みが始まります。五週間ほどの日数です。しかし、この五週間の過ごし方が今後の受験を大きく左右します。「たかが35日、されど35日」なのです。
恥ずかしながら、七月の通信では「私の合格体験記」を載せています。これは、沖縄が本土復帰する前年の私の記録です。
もう随分昔の話ですが、当時私は小学六年生でした。西日本では難関校といわれる愛光学園(私立・六年一貫教育)を目指す受験生でした。国語・算数・社会は合格圏に入っていました。しかし、理科には全く興味を示さず、模擬テストでは、いつも100点満点中20~30点。「ぼくは将来、政治家に成るけん、理科はいらんのじゃ」と言い張っていましたが、夏休みを前にしたある日、塾長から「森、お前の合格は理科次第じゃけん。このままでは落ちるぞ。」と言われる始末。自分自身で決めた中学受験、後には引けない事態でした。
理科克服のため、基礎からもう一度やり直そうと親に頼み込んで一番ページ数の多い参考書、理科の「力の5000題」(当時私立中学入試のバイブルと言われた)を購入しました。進め方は復習中心。最初の一週間ぐらいは慣れてないので、ただいたずらに時間が経過するだけであまり進みませんでした。しかし、10日余り過ぎた頃から習慣づいたのか一日10ページ以上進みました。週3回の塾以外は朝から晩まで、まるで何かにとりつかれたように食事も忘れるほど「理科」ばかりやりました。この年は、大好きな海水浴(実家の前は海)も釣りも蝉取りも我慢しました。そのおかげで、夏が終わる頃には600ページにも及ぶ「力の5000題」と全国・私立国立中学入試問題集の理科を一通り終わらせることができました。
合格発表の日、掲示板に
「受験番号189 森 公政」の文字を見つけた瞬間、思わず手に持っていたカバンを放り投げ万歳したことをハッキリ覚えています。側で母が目を真っ赤にしていたのがとても印象的でした。
苦手科目を克服することで「奇跡の第一歩」が始まるのです。子ども達にとって2022年の夏は二度とありません。
この夏、子ども達が「夢」実現への第一歩を踏み出すことを願っています。
2022年6月号
おかげさまでWING進学スクールは、7月1日で25周年を迎えました。
1997年7月1日開校、あれから25年の歳月が流れました。この25年間で1753名の卒業生を送り出すことができました。これもひとえにご家庭、地域の皆様の厚い応援とご理解のおかげです。誠にありがとうございます。これからも地域に根ざし、子ども達の「夢先案内人」として力の限り精進してまいります。今後ともWING進学スクールをよろしくお願い致します。
今年も7月25日(月)から8月31日(水)までの期間夏希講習会を行います。
夏希講習会の目的は各学年とも学力の底上げです。小学生は読むこと(国語)と考えること(算数)、中学生はこれに外国語(英語)が加わります。また、時間のある夏休みだからできる体験型講座、「塾内留学」「パズル道場」を小学部では体験していただきます。学力アップの「きっかけ」WINGの「夏希講習会」を利用していただけると考えます。
7月の県模試は7月2日(土)に行います。県立入試に即した問題で合否の判定も出ます。範囲は中一と中二です。学校の定期テストの一夜漬けでは到底点数はとれません。7月の県模試は今の各自の学力を測るためのものですそして夏の間の「総復習」の結果を見るために二か月後の9月3日(土)9月県模試を行います。この60日間で中一と中二の二年間の総復習を行います。長期間で中一と中二を復習するのは最後のチャンスとなります。
7月12日(火)から22日(金)までの期間、第二回三者面談を行います。今回は小学特進クラス(5特・6特)と中三に限定させて頂きます。小学部・中一と中二は9月に三者面談を予定しています。
令和五年度中学入試、一番早い開邦中まであと5ヶ月になりました。入試日が12月3日(土)、7月1日で155日前となります。一日一日を大切にして、日々精進してください。
小6特進クラスに6月から導入した「入試合格への道(一週間の予定と結果)」はそのタイトル通りの一週間の勉強科目と時間のチェックのためのものです。先ず、予定の用紙に一週間の曜日別の時間割を立て、4科目の中から記入します。その後、もう一枚の結果記入用紙に実際の時間割を入れます。この二枚の用紙を見比べて、学習の進み具合を確認します。計画(plan)、実行(do)、確認(check)の習慣が大事です。
①
110
260
42% ②
150
500
30% ③
100
300
33%
という3つの分数があります。
①は開邦中、②は昭和薬科中、③は沖尚中の入学試験の合計点数で算数が占める割合です。いかに算数の配点が高いかがわかります。特に開邦中は42%も占めます。算数の得意な生徒に来て欲しいという強烈なメッセージです。算数は一に計算力。速くて正確な計算力が必要です。そのためには、毎日計算の時間を作り、計算練習しましょう。
夏休みは算数を克服する大きなチャンスです。毎日の規則正しい生活と習慣が可能性を拡げます。
2022年5月号
WING恒例の共通学力テストを行いました。このテストは共通と言う名の通り、全学年同一問題です。受験したのは小5特進・小6特進・中1・中2・中3の塾生。今回は79名が受験しました。内容は小学五年生の国語と算数、ただし中学受験を目指すための全国模試を使用したので決して易しくはありません。学力を見る上では最適な問題です。
結果を見ると、学年に関係なく、小学校の学習をきちんとやっていた者は高い点数をとっています。国語は「読む習慣」本・新聞・雑誌など読書週間がある者ほど点が高く、算数(中学生は数学というタイトルで受験)は計算力、文章題、図形の出題で、計算力で差がつきました。学年別平均点は200点満点で一位6特
164.6点、二位 中3 128.6点、三位 中2 108.2点、四位 中1 103.3点、五位 5特
100点の順番でした。ベスト11位(12名の一覧を入れます。)WING共通学力テスト次回は秋に予定しています。一歩ずつ確実な学力の伸びを期待しています。
コロナ前まで行われていた三学期制中学校で五月実施の一学期中間テストは無くなりました。今年度は全ての中学で六月に定期テスト(学校により名称は異なる)があります。早い学校で16日(木)から、遅いところで28日(火)からです。
学校の定期テストは内申点をつけるためのテストです。県立高校入試は内申点と入試得点の2つから合否を決定します。また、中一から中三までの三年間の内申点ですから気が抜けません。「提出物」と「授業態度」そして「定期テスト」で内申点はできています。いずれもしっかりやっておかなければなりません。
定期テスト対策をWINGでは二週間前から行います。塾の曜日以外、裏曜日、日曜日を使います。塾の授業時間を増やすわけですが、それだけではまだまだ足りません。家庭でどれだけできるかが席次の分かれ目です。先ず第一はテスト範囲(敵)を知ること、あるいは予想することです。特に第一回のテストは四月に始めたところからの出題範囲です。終わりは授業中先生が言います。注意深く先生の話を聞かなければいけません。WINGでは複数の中学で出題された五科目の「過去問」を一冊に、まとめた「過去問集」を全員に配布します。これを含めた、
①テキストのテスト範囲
②過去問集
③学校プリント
④ワーク
そして最後に
⑤学校教科書
をしっかりやれば高得点間違いなしです。
WINGでは定期テストを頑張った生徒に各賞をつくり表彰します。
①500点満点賞(塾長特別賞)
親子を招いて表彰式を行います。過去一名達成。
②首席賞(学年席次一位)
③WING UP賞
前回より50%以上席次が上がった生徒
④満点賞
各科目(五科目)で100点満点を獲得した生徒
⑤自己ベスト賞
学年末テストで一年間でベスト席次の生徒
以上の表彰を行い生徒の頑張りを称えます。
6月は中体連もあり、忙しくなかなか大変な時期ですが、体調管理に気を付けて、勉強をしっかり頑張ろう!!
一年間のスタートでもあります。
昨年度の開邦中入試は12月4日(土)でした。その流れで行くと、令和5年度入試は12月3日(土)が予想されます。6月1日(水)で185日前となります。同じように沖尚中・前期は1月8日(日)で221日前、薬科中は1月15日(日)で228日前となります。6特全員が受験を予定している県立開邦中入試まで6ヶ月余りとなりました。この6ヶ月を2つに分け、前半の3ヶ月はテキストを進める期間、後半の3ヶ月は実際の過去入試問題を使いながら実力完成期間に予定しています。
全国模試でA判定がつく偏差値は開邦中65・薬科中62となっています。また、全国展開の大手2塾が受けていない全国模試では、県内順位を見る時の指標として、開邦中は県内50番以内、薬科中は県内80番以内をキープしたいところです。
小6特進クラスは今週から学習チェックシートを使用します。このシートは一週間の「予定」と「結果」の二枚からなり金曜日に配布し、土曜日に予定を提出します。「予定」に対して一週間経った月曜日に実際どうだったか「結果」を記入して提出してもらいます。このシートによって、どのように一週間過ごしたかを可視化し、学習アドバイスの土台に活用します。
2022年4月号
WING進学スクールは、今年の七月一日で満二十五周年を迎えます。これもひとえに地域の皆様、ご家庭の皆様のおかげです。誠にありがとうございます。
ここ数年は、三十数年前からの卒業生(教え子)が今度は親御さんとなってわが子を入塾させるケースが非常に多くなっています。親子二代にわたって家庭と子ども達の成長に関わらせて頂くことに感謝感動の気持ちで日々職に勤めています。今後とも塾長の森公政をはじめ職員一同よろしくお願いいたします。
WINGは小学生から中学生を対象とした学習塾です。しかし、最大の関門である中学受験・高校受験さらに大学受験も人生の一通過点にすぎません。人生の最大の目標である「幸せな人生」を追求するためには「就職」を避けては通れません。どんな時代であっても世の中が必要とする人材の育成こそが、子ども達の「幸せな人生」の第一歩であると考えます。
「学力」は人生の財産であるとの考えの下、進学先でも通用する学力の充実に取り組みます。合格後も「のびしろ」を持って進学し、「燃え尽き症候群」を無くします。これがWINGの理念です。
高校受験を目指したクラスです。各学年とも模擬テストを行います。中学1年・2年は月例テスト(全国模試)、中学3年は県模試・統一プレ入試・月例テスト(全国模試)を行います。また、中2・中3はこれらの模試の結果でクラス分けを行います。WINGは各学校の定期テスト(中間テスト・期末テスト)は生徒の学力とは考えていません。それは、定期テストはテスト範囲の狭い単元テストであるので短期間(二~三週間)集中的に勉強すると高得点がとれるためです。しかし、それは「一夜漬け」の勉強なので、試験してしばらくするとほとんど忘れてしまいます。とても「もったいない勉強」と言えます。しかし、定期テストには大きな目的があります。それは「内申点」をつけるためのテストです。
高校入試は「内申点」と「入試得点」の二つから合否を決定します。内申点は「定期テスト」の他に「提出物」・「授業態度」で決められます。特に男子生徒に内申点が低い傾向があります。「授業態度」・「提出物」を完全にこなしましょう。また、「定期テスト」に対して二週間前から徹底してテスト対策講座を行います。
塾内で実施する模擬テスト(上記の月例テスト・県模試・統一プレ入試)を活用し、学力(実力)を確かめましょう。科目でいうと数学と英語が時間のかかる科目です。塾の週3回の授業だけでなく、家庭でも数学と英語の復習をする習慣を付けましょう。塾でやった問題の解き直しで大丈夫です。
以上WINGの講座内容を簡単に説明しました。毎日の家庭学習、「読書の習慣」を続けていきましょう。
一ヶ月、三ヶ月そして一年続ければ「大きな宝」が確実に育ちます。
WINGと共に!!
2022年3月号
WINGの卒業証書の顔写真は二年連続でマスク姿になりました。入試直前学校現場でのコロナ感染者増加のためラスト四日間はオンライン授業に切り換えました。
その結果25期生のWING卒業式は中止せざるをえませんでした。25年間で初めてのこと。卒業式のない中3生の送り出し。
とても淋しい見送りになりました。卒業証書は合格報告に来た時に各自にお渡しします。激動の年に「君」がWINGと一緒に時を過ごした足跡でもあります。
合格おめでとうございます。中学校生活三年間の中で三分の二にあたる二年間もコロナ禍で過ごした君達。学校行事・部活などやり残したこと、中止になったことなど本当に色々な感情が交差します。その中でくじけずよく頑張りました。最大の賞賛を贈ります。
コロナはまだもう少し続きそうです。国産の治療薬とワクチンができて、それが承認され、安定的に供給量が確保されてやっと一安心と言えます。もう少し辛抱しましょう。感染症対策とマスクでの不自由な生活。君たちが大人になったとき、そんな事もあったな。あの時は不便で辛かったなとむしろ思い出になる日がきっと来ます。今はあと少しの辛抱です。
連日SNSなどで各大学の高校別合格者数が掲載されています。その中で特に難関なのは国立大学の医療系の学部です。
具体的には医学部医学科・薬学部・獣医学部です。これらの学部・学科は国立大学の場合は全国から受験生が押し寄せてます。
その理由は6年間の授業料が決定的に違うからです。医学科の場合6年間で国立であれば400万円で済みますが、私立大学に進学すると安い大学で2000万円、高いところでは5000万円もかかります。国立と私立の差は、家一軒建てる位の違いがあります。
また、レベルもとにかく高いです。琉球大学医学部医学科の偏差値は東京大学理科一類・理科二類に近いものがあります。東京大学合格に近い学力が必要になってきます。そのために全国にある有力な六年一貫教育の学校が医学科合格者の上位常連校になっています。
医療系大学、あるいは司法試験や公認会計士を目指すのであれば、難関大学へ進学する必要があります。そのためには高校進学と同時に三年後の受験の計画をスタートさせなければいけません。勝てそうな気がしない六年一貫教育の学校にも弱点があります。それは中だるみです。
中学から入学する能力的にも高い生徒でも、六年後の大学受験となるとなかなか先が長い。学校生活に慣れた中3・高1はどうしても中だるみがでます。これは東京大学合格者全国一位の開成(東京)でも関西の雄、灘(兵庫県)でも同じ事が言えます。だから高1からのスタートダッシュで三年間の差を縮めましょう。
WINGは数多くの医学科合格者が出ていますが、合格者全員にあてはまることは国語が得意だったということです。読解力は学力の基本中の基本。そして、決してあきらめなかったことです。
今年度の琉球大学医学部医学科にWING出身で二人が合格しました。比嘉康太君(昭和薬科)と長嶺青空君(那覇)です。昨年も二人、昭和薬科と沖縄尚学から合格者が出ました。みんな、患者の気持ちのわかる医者になって下さい。
中学受験を目指す生徒は、家庭学習の習慣が絶対条件です。塾からは必ず宿題がでます。その宿題をする時の「お助け人」・参考書を紹介します。お薦めは、学研の「?はてなに答える」と旺文社の「わかる」シリーズ。できれば国語・算数・理科・社会の四冊揃えて下さい。今の参考書は視覚的にもわかりやすくなっています。お子さんの好きな方を選んで下さい。
2022年2月号
県立高校一般入試まであと九日。2月27日(日)、最後の第5回WING直前模試。私が通信を書いている教室から廊下を一つ隔てた三教室を一つに開放したオープン教室で中3生は一心に問題に取り組んでいる。
この二年間は、世界中でコロナ禍にあり、多少の違いはあれ翻弄された全ての子ども達。いろいろな制限があり満足できる中学生活ではなかったはずだ。心残りがいくつもあったに違いない。それでも高校入試はやって来た。入試は3月8日(火)と9日(水)の二日間ある。あと十日頑張れ!あとに待っているのは頑張れた者への「ご褒美」だ。3月15日(火)午前九時必ず「褒美」を受け取れ!!
中学受験・高校受験そして大学受験を通して、一番大事な科目はやはり国語です。数学そして近年英語の重要性がクローズアップされますが、数学・英語の力を底上げするためにも、国語の読解力が大事です。日頃から読む習慣が必要になります。本・新聞・雑誌そして人の話を聞く。これらの習慣は時間がかかります。最低二年間ぐらい。生徒本人だけでなく家庭で読む習慣をつけることをお勧めします。
お待たせしました。中2以下の学年の三者面談を行います。期間は3月17日(木)~19日(土)・22日(火)・24日(木)の四日間を予定しています。同封の申込用紙に記入されて申し込まれて下さい。
令和4年度4月スタートの(小学5年生・小学6年生対象の)英語クラスです。オンライン授業による英語クラス。塾にいてタブレット端末を使い海外の英語圏(フィリピン)の講師とテキストにそって英語で授業を行います。教材は実績のある教育開発出版のテキストとシステムを使います。3月には「模擬体験授業」も行います。今から私もとても楽しみにしています。WINGで「塾内留学」しませんか!!
今年初めて開邦中出身者が大学を受験しました。3月の上旬にはその合格実績が出ます。東京大学・京都大学をはじめ全国に七つある旧帝国大学。それ以上とも言える国立大学の医学部医学科。知る人ぞ知る一橋大学・東京工業大学。私立の雄、早稲田大・慶応大などの合格者数によっては、来年以降更なる難化の可能性がある開邦中学入試。
今回は開邦中と薬科中の合格者数と合格者平均偏差値を一覧表にしました。
開邦中 | 薬科中 | |||||
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年度 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 | 定員 | 合格者数 | 平均偏差値 |
2018 | 40 | 110 | 63.2 | 200 | 272 | 61.7 |
2019 | 80 | 190 | 63.9 | 200 | 300 | 62.9 |
2020 | 80 | 211 | 62.1 | 200 | 305 | 61.9 |
2021 | 80 | 162 | 63.9 | 200 | 310 | 62.3 |
2022 | 80 | 189 | ― | 200 | 294 | ― |
2022年1月号
WING直前模試を皮切りに、五週連続で直前模試を行います。一週間ごとの点数アップを見て行きます。
また2月5日(土)からは「弱点対策講座」も五週連続で行います。弱点科目を二科目、集中的に対策を行います。
県立入試まで、あと37日(1月30日現在)最後の力を振り絞れ!!栄冠はもう目の前だ!!
早い学校で2月7日(月)から学年末テストが行われます。内申点に関わる大事なテストです。
目標を立ててしっかり頑張りましょう。
先ずは範囲を確認すること。そして範囲を全部学習すれば点数は必ず上がります。
テスト対策も、土曜・日曜を中心に授業を入れていきます。しかしそれが全てではありません。家庭でどれだけ頑張れるかです。やりっ放しではなく、できるかどうか、覚えたかどうかを必ず確認(チェック)しましょう。
来年の中学入試を見据えて、今やることは国語と算数の土台の底上げです。
この二科目は中学受験において最も重要視する科目です。国語の読解力は全科目の出来を左右します。それは入試問題は日本語で書かれているからです。
読解力があると、正解に近づく可能性が大きくなります。算数の「考える力」は推測する力でもあります。また理科にも大きく影響します。
中学受験の「天王山」ともいえる「夏希講習会」までは徹底的に国語と算数の強化に努めましょう。入試得点の配点も高い二科でもあります。
2021年11月号
12月1日(水)は、県立一般入試(3月8日)まであと97日でした。
「行ける高校より行きたい高校」へ合格するためのラストチャンスとも言える日数になりました。今、中3生は本当の受験生にならないと決して入試に間に合いません。
3ヶ月あると言っても受験校の最終決定は1月の末です。そのためには、どんなに遅くとも1月の県模試で合格圏(A判定もしくはB判定まで)に入っておく必要があります。
そう考えると1月の県模試(WINGでは1月15日(土)に実施)で結果を出さないといけないと言うことです。学習時間を作らなければなりません。受験は自分と時間との闘いです。
12月11日(土)から21日(火)まで、日曜日を除く十日間、中3生と小学特進クラスを対象に塾内三者面談を行います。ただし、中学により三者面談の日時を指定しています。
これは学校より先に塾で三者面談を行うという意図の下です。ご協力のほどお願いします。
12月の中学校での三者面談は最終決定ではありません。最終はあくまでも1月末の中学校での三者面談。もちろんその場では印鑑を押して決定しなければいけません。
そのために塾でももう一度事前に、今度は1月の県模試のデータを基に塾内三者面談を行います。内申点と学力の両面から子ども達の可能性を一緒に考えていきます。
今回は中3生対象としては3回目の三者面談です。是非、中3生のご家庭は全員ご出席下さい。 尚、三者面談の申込用紙はすでにお子様にお渡ししております。
学力の基礎は小学生の国語と算数から始まります。
国語の読む力(読解力)は教科書だけではなく、どんな本を読み、どんな風に考えてきたかの積み重ねです。
一度本好きになれば一生続きます。塾の休憩時間は5分です。その短い時間でも持参した本を一心に読んでいる生徒もいます。その生徒達はみんな読解力が高いです。
算数は数学の土台です。考える習慣をつけます。学校の教科書だけにとらわれず、身近にある数・数字に興味を持つことが大事です。
昨年度から小学校5年生から正式科目になった英語。これはなかなかの「クセ者」です。それは中学校に上がると、中学では小学5・6年生の2年間やったということを前提に授業を進めるからです。
まずは単語を片っ端から覚えていくこと。外国の言葉です。小5から中3まであらゆる学年で単語を覚えましょう。単語を知っていれば文法はあとからついてきます。毎日、単語を覚える時間を確保しましょう。
2020年度から小学英語が大きく変わりました。小学3年生からスタートし、小学5年生からは正式な教科になりました。グローバル社会が進む中、ますます英語の重要性が高まりました。
世界の中でも「最も英語を苦手とする国民」と揶揄される日本。英語教育の抜本的改革は良いことだと言えます。しかし、英語の比重が高くなることは、他の教科にしわ寄せが必ず出ます。
その一番の教科が国語です。小学教育の最重要教科が国語と算数の2教科から英語を含めた3教科に変わります。国語の重要度の低下を心配します。国語は全ての教科の土台となる科目です。
国語の読解力が英語も含めた全ての教科の理解と学力アップにつながります。このご時世ゲーム・スマホ等で「読む時間」が少なくなった子ども達はますます「学力格差」が拡がります。
それを防ぐためには、中学受験を勧めます。県内の中学受験は県立の開邦中・私立の薬科中・沖尚中・興南中があります。中学受験をするためには4教科(英語を除く)を基礎から応用までこなさなければなりません。
また、どの科目も文章中心の読まなければならない問題です。 中学受験は読むことができるこどもの「ふるい分け」とも言えます。
2021年10月号
今年も10月31日(日)より「実力養成講座」が始まりました。これは中学3年生で開邦・那覇国際・向陽・首里・那覇の県立の進学校と国立沖縄高専・私立の沖尚高校を目指す生徒対象の講座です。
英語・数学・国語の3科目を県立入試よりも高いレベル(全国レベル)まで押し上げます。そして県立入試はもちろん入学後も高校の授業に対応できるだけの学力をつけます。
日曜日を中心に全12回、日曜日は6時間の授業を行います。例年この講座のスタートが「受験生」に変わる合図にもなっています。期間は沖尚高校入試の前日(1月8日・土)までです。
沖尚高の入試後は、中3生全員を対象に理科と社会も含めた「県立高校入試対策講座」になります。
各中学で11月は軒並み定期テスト(二学期期末・後期中間)が行われます。定期テストは全国模試や県模試などと比べて、テスト範囲が狭いものです。 二週間前から計画を立ててテスト範囲を全て復習すれば、点数は必ず上がります。テスト範囲を確認し、WINGのテスト対策を最大限活用しましょう。
今年度(2021年度)は中学校の教科書が改訂されました。どの教科も難しくなった印象ですが、中でも群を抜いて英語の難化が目につきます。 英語力は一にも二にも単語力ですが、単語の量が新しい教科書では三年間で、今までの1200語が一挙に2500語に増えました。これは毎日英単語を覚える時間を作らないと、英語は中一で確実につまずきます。 「英語を制する者が入試を制する」と言えそうです。
12月4日(土)、開邦中・沖尚中(推薦)入試まであと28日。1月9日(日)沖尚中(前期)まであと64日、1月16日(日)薬科中まであと71日。11月6日(土)現在の入試までの日数です。
全力でこの日々を頑張って駆け抜けよう。今年はクリスマスもお正月も我慢しよう。あとから「ごほうび」が待ってます。
これからの日々は過去問を解きまくります。そして大事なことは「復習」をしっかりやること。復習とは同じような問題が出題されたら確実に解けることです。
中学入試は12月から始まります。あと一年と少しになりました。中学入試の「カギ」は算数と国語です。特に算数はどの中学も配点が高いです。 中でも開邦中は、260点満点で110点もあります。計算力を確実にして、あきらめず問題を解く力を養いましょう。
2021年8・9月号
お待たせいたしました。9月27日(月)より、WINGは対面授業を再開しました。 県内の爆発的コロナ感染者増のため8月16日(月)より小学部クラスは休講、特進クラスと中学生はZOOMによりオンライン授業を行ってきました。 ご家庭のご協力に感謝致します。
現在のコロナウイルスは完全にデルタ株に置き換わり、感染力が強くなっています。ワクチンを二度接種してもブレイクスルー感染が起こっています。
ワクチンが予防ではなく重症化しないためのもの(インフルエンザワクチンと同様)になりました。国内では満12歳以上が接種対象になっているので、
今の段階では一部(誕生日を迎えた小学六年生)を除いて小学生に接種できません。塾の使命は、第一に安全な場所であること。これに尽きます。
そのためには徹底した感染防止対策が必要になってきます。
WINGでは
①換気の徹底(窓とドアの全開)
②手指消毒
③不織布マスク(医療関係の基準による)の使用。マスクは鼻からあごまでを完全に覆って着ける。
④教室使用後アルコール消毒の徹底
⑤食べ物禁止・飲み物は持参可能、但し、背中を向け一人静かに飲むこと。
以上の①から⑤までを徹底して行います。長かった4ヶ月以上の緊急事態宣言が解除されそうですが
諸外国のコロナ事情を注視すると第六波の可能性は高いと言えます。第六波を想定して全力で安全対策に努めます。 ご家庭におかれましても最大限のご協力をお願い致します。
2021年7月号
世の中がまだまだ落ち着きません。緊急事態宣言の下での夏休みです。不幸中の幸いで「教育」に関しての自粛は無いようです。
将来のある子ども達は全力で、この夏を乗り越えて行かなければなりません。地域によっては短縮になる学校もあります。
それでも最短一ヵ月は確保されました。四週間の日数です。しかし、この四週間が今後の学力を大きく左右します。
「たかが30日されど30日」なのです。恥ずかしながら、七月の通信では例年「私の合格体験記」を載せています。
これは、沖縄が本土に復帰する前の私の記録です。もう随分昔の話ですが、当時私は小学六年生でした。
西日本で難関校といわれる愛光学園(松山市・私立一貫教育)を目指す受験生でした。国語・算数・社会は合格圏に入っていました。
しかし、理科には全く興味を示さず、模擬テストではいつも100点満点中20~30点。「僕は将来、政治家に成るけん、理科はいらんのじゃ」と言い張っていましたが、夏休みを前にしたある日、塾長から「森、お前の合格は理科次第じゃけん。このままでは落ちるぞ。」と言われる始末。
自分自身で決めた中学受験、後に引けない事態でした。理科克服のため、基礎、一からやり直す必要がありました。
そこで親に頼み込んで一番ページ数の多い参考書、理科の「力の5000題」(当時中学入試のバイブルと言われた)を購入しました。
進め方は復習中心。最初の一週間は慣れてないので、ただいたずらに時間が経過するだけであまり進みませんでした。しかし、10日余り過ぎた頃から習慣付いてきたのか一日10ページ以上進みました。
週4回の塾以外は朝から晩までまるで何かにとりつかれたように、食事も忘れるほど「理科」ばかりやりました。この年は、大好きな海水浴(実家の前は海)も釣りもセミとりも我慢しました。そのおかげで、夏が終わる頃には600ページにも及ぶ「力の5000題」と全国・私立国立中学入試問題集の理科を一通り終わらせることができました。
一月・合格発表の日掲示板に「受験番号189 森
公政」の文字を見つけた瞬間、思わず手に持っていたカバンを放り投げ万歳したことをハッキリ覚えています。側で母が目を真っ赤にしていたのがとても印象的でした。
苦手科目を克服することで「奇跡の第一歩」が始まるのです。子ども達にとって2021年の夏は二度とありません。この夏、子ども達が「夢」実現への第一歩を踏み出すことを願っています。
2021年5・6月号
五月の連休明けから県内ではコロナ感染者が爆発的に増加し、人口比当たりでは国内ワースト(最悪)の日々が続いています。その結果、国内では今年度初となる小・中・高校の一斉休校措置が6月8日から20日までとられました。
WINGでは、小学部を除く小5特進から中3までの学年はZOOMによるオンライン授業を二週間対応してきました。
試行錯誤の上での授業で至らない点も多々ありましたが、実施後の子ども達へのアンケート調査では全体的には良かったの回答が多くよせられました。
まだまだコロナ対策は油断を許さない状況で再度学校休校措置の可能性もあります。
その時はオンライン授業と対面での授業の両方の良さを考慮して、[オンライン授業+対面授業]で対応していきます。
今年度の夏期講習会を7月26日(月)から8月31日(火)まで行います。
全学年に対しての共通目標は「学力の夏」です。
昨年は4月・5月の休校のしわ寄せで、夏休みが短縮されました。
その上、8月の中旬にコロナ感染者拡大で二週間の休校措置が追加されました。
分断された夏休みでは、頑張ろうと決意してもなかなかうまくできなかったのが昨年の夏でした。
しかし、今年の夏は昨年とは違います。
夏休みの期間中数日間の短縮もありますが、一か月以上は確保されました。
今年はWINGも目一杯の夏期講習会を行います。昨年の「学力の借金」を取り返しましょう。
教科は同じではありません。優先順位があります。
一番目は国語です。読解力がすべての勉強の土台となります。
読解力は数学・英語・理科・社会にも多大な影響を及ぼします。それはどの教科も日本語で書かれているからです。
問題の意味(日本語)がわからなければ正解にたどり着けません。
読むこと(本・新聞・雑誌)の習慣を付けましょう。そのためには毎日、活字に触れることです。 二番目は数学(算数)です。数学は考える力の土台です。
自分の持っている情報と情報をつなぎ合わせて論理的に考える力を養います。
まずは数字を身近に感じる事です。数学の授業中だけが数学ではありません。
一日の中で起きている時間いろいろな所に数字があります。数字と戯れることができれば数学(算数)は大得意になります。 三番目は英語です。
2020年(昨年)から小学校三年生から取り入れられ、五年生からは「外国語」として教科になりました。
英語は外国の言葉です。まして、学校以外の日常生活ではほとんど使いません。学校の授業だけでは当然時間不足です。
塾でそして家庭でも毎日時間を決めて勉強しましょう。まずは「英単語」を覚えましょう。
四番目は理科、五番目は社会になります。
三月に行った三者面談に続いて、全学年対象で今年度一回目の三者面談を7月12日(月)から23日(金)までの日程で行います。
学年によって、日程が変わりますので、同封の「三者面談のご案内」を確認して申し込まれてください。
中3生は7月10日(土)に実施する「県模試」のデータが返却後、16日(金)から23日(金)の予定で行います。
6月に予定していました中3の全国模試はコロナ感染による休校のため中止としました。
6月分の全国模試受験料を支払い済みのご家庭は、その金額を8月分にまわさせて頂きます。よろしくご理解の程お願いします。
WING進学スクールは1997年7月1日に開校しました。
今年で24周年になります。
今年はまだまだ自粛が続きますが、来年は盛大に「25周年」を祝えると信じて精進します。
WINGの小5・小6特進クラスは毎月全国模試(育伸社・月例テスト)を行います。
この模試は年間30単元から成るテキストからの出題です。
毎月4単元ぐらいになります。そう考えると一週間で1単元。月曜日からの家庭の時間割で一単元(6~8ページ)を7日間で終わらせる進度になります。
全国模試の結果(得点)については、点数と偏差値(平均点をとれば50になります)が出ます。
月により平均点は変わりますが、4科目の平均が200点から240点位の間です。
開邦中と薬科中の合格者の平均偏差値が63ぐらいと考えると、4科目の合計点は少なくとも400点満点中300点以上は取りたいところです。
中学受験で重要な科目は国語と算数の二教科です。
どの中学入試も国語と算数の配点が高く、国語と算数の得意な生徒ほど合格の可能性が高くなります。
県立の開邦中は、4科目260点満点中、算数の配点が110点もあり、算数が得意な生徒に来て欲しいというメッセージがあります。
県内中学入試の配点 | |||||
---|---|---|---|---|---|
中学名 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 合計点 |
開邦中 | 50 | 110 | 50 | 50 | 260 |
薬科中 | 150 | 150 | 100 | 100 | 500 |
沖尚中 | 100 | 100 | 50 | 50 | 300 |
2021年4月号
中学校の教科書改訂の年です。購入したばかりの真新しい社会科地図帳、横は変わりませんが縦が20%位大きくなりとても見やすくなりました。その地図帳で行きたい地名に赤丸を付けると、10ヶ所以上にもなりました。旅行好きにとって、実家のある松山(愛媛県)にすら帰ることができず、ただひたすら耐える日々が続いています。県内でも第四波と言われ年末年始以上のコロナ感染が拡大しています。感染力が強い変異株による感染が増えています。今まで以上の自粛が必要となって来ました。今年もまだまだワクチン頼みのこの国では苦難の日々となりそうです。
感染者が出て学校・学年が休みになった場合、WINGもそれに準じて対象クラスの生徒はお休みになります。塾の授業日が複数回休みになる場合、中学生はズーム(ZOOM)での授業を予定しています。今はどの中学のどの学年も感染者・濃厚接触者が出る可能性があります。パソコン・スマホ・タブレットを使っての授業となります。登録をされて下さい。
中3生が4月3日(土)に受験した「県模試」のデータについて。4月の県模試は中2までの範囲です。現在の学力を見るためのもので、合否判定に一喜一憂する時期ではありません。それよりもどの教科のどの単元が不得意なのか弱点をあぶり出すことが重要です。五教科の中で数学・英語は特に時間がかかります。今から始めなければ入試に間に合いません。来年度の県立入試は3月9日(水)・10日(木)の二日間です。あと300日余りです。合否判定は、内申点(中2までのもの)と今回の得点での判定です。今回はたとえ最も下のE判定であっても全く気にする必要はありません。それよりも一年かけて内申点を上げること。学校の定期テスト(中間・期末)そして提出物・授業態度を完璧にすること。そうすれば内申点はそうとう上がります。判定の条件は、今後の5回行う「県模試」で7月・8月はE判定でもあきらめないこと。12月はC判定まで、1月・2月はB判定までにもってくること。高校受験はこれからです。あきらめず、内申点、学力の両方を上げていきましょう。
Never
Give Up !!
全国模試という標準的な模擬試験をWINGでは実施しています。小5・小6特進クラスは毎月。中1・中2年は4月・8月・12月の年3回。中3は県立の進学校である開邦・那覇国際・向陽・首里・那覇の5校と国立沖縄高専・私立の沖尚高校を志望する者に受験して頂きます。県立入試は最近難化したとは言え、全国と比べるとまだまだ易しい入試問題です。高校入学後、学校の授業について行けるかどうかが三年後の大学入試の前提になります。学力の質を高めるためにも必要です。年6回、4月・6月・8月・10月・11月・12月受験します。ちなみに、沖縄県の学力と全国の学力は偏差値で10ぐらいの差があります。
県内の中学受験は、那覇市・島尻郡では県立開邦中学と私立の昭和薬科中・沖縄尚学中・興南中があります。全国ではWINGで受けている全国模試(月例テスト)で偏差値70を超える超難関中学もありますが、県内では開邦中、薬科中とも偏差値63ぐらいです。この二校を目指すために小学校の低学年から進学塾へ行かせて、夜遅くまで勉強することを私は疑問に思います。確かに灘中学(偏差値76)やラ・サール中学(偏差値73)を目指すのであれば小学三年生または四年生から三・四年計画で臨まなければいけないかもしれませんが。それよりも、小学三年生、四年生でやるべき事があります。それは本を読む事の習慣づけです。図書館の本を片っ端から読んでも良いと思います。本を読む楽しみを知った子どもは、活字をどんどん頭の中に入れていきます。また、本を読むことは学ぶことでもあります。活字は情報と知識になります。一度本好きになれば、よほどの妨害がない限り、大人になっても読む習慣が続きます。そして読解力が高まります。この読解力こそが全ての勉強の原点になります。もちろん国語が得意になり、算数の文章問題も解けるようになります。理科・社会もな尚更です。県内最難関の琉球大学医学部医学科へ合格した卒業生達、算数をまれに不得手にする生徒はいましたが、国語を苦手とする者は誰一人いなく、みんな国語は大得意科目でした。
読む習慣を付けることが最優先です。そして、算数を楽しむこと。そうすれば、小5・小6の二年間で、開邦中学も薬科中学も合格することができます。
2021年3月号
一隻のクルーズ船から始まった日本のコロナ。国の緊急事態宣言が出され、学校も塾も休校になった。
再開後もさまざまな学校行事が中止や延期または縮小された。そして、何よりも異様なマスクでの生活。
WINGの卒業生アルバム、講師も生徒もマスクでの記念写真。そんな中での高校受験。合格した君達本当におめでとう。
コロナで失われたこの365日を高校三年間で取り戻してください。自分の目標に向かって三年間精進して下さい。
WINGは卒業生をいつまでも応援しています。また、いつでも顔を見せて下さい。
大学入試がセンター試験から大学入学共通テストに変わった初の入試。更にコロナ禍での受験。
そんな過酷な条件下、琉球大学医学部医学科にWINGの卒業生I・Sさん(昭和薬科)と
S・Aさん(沖縄尚学)の二名が現役で合格を決めました。おめでとうございます。
また、琉球大学医学科から二名の卒業生が、医師国家試験に合格しました。本当におめでとうございます。
世界中にコロナが蔓延している中、初志貫徹して医療の世界に飛び込む勇気と心意気に敬意を表します。良い医師になって下さい。
今後も予想されるコロナ感染による学校の休校(学年または学級)時の学習について、
WINGではズームを使ったオンライン授業で対応します。
スマホ・タブレット・PCのいずれかを使用します。その時は連絡致しますのでご協力ください。
授業料袋での納入は今年の6月をもちまして終了とさせて頂きます。
引き落としの手続きに2ヶ月位かかる場合がございますので、4月中に手続きを完了されてください。よろしくお願い致します。
2021年2月号
令和二年度はコロナの休校・休塾で始まり、今、県内は県独自の緊急事態宣言のまっただ中です。365日コロナ漬けの一年でした。
それでも県立高校入試は確実に近づいています。中3生の受験生諸君、高校入試は人生初の岐路です。
あと二週間余りの日々、体調に気を付け最後の自分自身との戦いに臨みましょう。
3月10日(水)午前9時、最高の笑顔を待っています。
お待たせしました。中2以下の三者面談を行います。期間は3月9日(火)から25日(木)の中の6日間です。
別紙の三者面談のご案内を参照され申し込まれてください。お待ちしております。
昨今のコロナ禍で、授業料の支払い方法を銀行引き落としの一本化で進めてまいります。よろしくお願い致します。
今年も開邦中学に合格者が出ました。4年連続で通算5人目となりました。
6年間、夢実現のための目標を持ち続け、あきらめること無く根気よく頑張れば必ず成果がでます。
WING出身者は「伸びしろ」が大きいので大丈夫です。
来春は開邦中設立後初の大学受験組が出る年です。今から期待値が膨らみます。
開邦中、薬科中を含む中学受験では、ますます国語の読解力の差が、算数と共に合否を左右しています。
勉強の第一歩は、読む力を付けること。読書・雑誌・新聞などを読めるかどうか。
これは年齢には関係しません。読んで、考える習慣を付けましょう。読解力に年齢は関係ありません。
そして、算数の授業の時間だけが算数ではありません。生活の中で、「数」を考える習慣ができれば算数はぐ~んと伸びて来ます。
「数」を楽しんで下さい。そうすれば算数は得意になります。
2020年12月号・2021年1月号
今日、1月17日(日)は3月3日・4日の県立一般入試まであと46日です。
WINGでは明日1月18日(月)から、中三生にとって最後の塾内三者面談を行います。
この場で受験校の最終決定をしなければなりません。それだけ入試は近づいているのです。
いよいよ二つの入試対策講座がスタートします。1月24日(日)を皮切りに毎週日曜日は「WING直前模試」。
午後1時から6時までの時間で5週連続で行います。これで1週間ごとの各個人の得点力アップを見ていきます。
毎回クラス分けを行いモチベーションを高めていきます。
1月30日(土)からは通常授業の他に「弱点対策」をプラスして午後1時から7時までの6時間授業を行います。
この2つの対策講座で、昨年までの卒業生は「1月県模試」から平均で30点以上のアップを図ることができました。
大いに期待できる講座です。
家庭学習の習慣化と遅刻・欠席せず授業に参加することで確実に得点力がアップし、合格圏に入ります。
中3生は、受験校別の「絶対合格目標点」を全員に決めます。
当然個人によっては、「内申点」の高低によって、同じ高校であっても目標点は変わります。
各自に与えられた点数を本番入試でとれば、絶対合格です。
県立入試で内申点の占める割合はおよそ半分(5割)です。
進学校でも4割から4割5分と多くの割合を占めます。
内申点はご存じの通り、学校での定期テスト(中間・期末)と提出物・授業態度で決められます。
全般に勤勉さの違いで男子より女子に得点がつきやすい傾向があります。
また、この内申点は本当の学力ではない場合が多いですし、中学によっても内申点のつき易さが違っています。
そして、何よりも内申点には消費期限があります。
今年の受験生は3月10日(水)の合格発表までです。
合否判定に使用された内申点は、その日限りです。
そして、子ども達は「学力」だけを武器に高校へ入学します。
学力不足の場合は入学早々落ちこぼれる可能性が高くなります。
そのためにも高校入試まで、例え「推薦合格者」であっても学力の上乗せをしなければいけません。
次の目標は3年後のはずです。
高校の授業にちゃんとついて行くこと、これが絶対条件です。
3年後の自分の目標(夢)に向かいましょう。
学年最後の『学年末テスト』が早い学校では2月4日(木)から実施されます。
遅い学校でも二月中には全て終了します。この学年末テストを使って、英語と数学の最重要科目は今から勉強を始めましょう。
この二科目は前の単元が判らなければ今の単元を理解しにくい特色があります。
英語は単語力が基本です。毎日覚えるクセをつけましょう。そして、目と手だけで覚えないこと。
必ず声を出し、耳で聴いて目と手を働かすこと。五感を出来るだけ使う。記憶は印象です。いかに衝撃を与えるかです。
そうすれば頭に残ります。そして繰り返すことです。数学は、教科書・テキストの例題通りに解く習慣をつけること。
例題通り、言ってみればマナーを守るのと似ています。
国語・英語・数学、この三科目が得意科目になれば学力は充分にあると言えます。
理科と社会はあとから心配しなくても付いてきます。
テスト対策、三日間で覚えたことはテスト後三日で消える。一ヶ月以上かけてゆっくり覚えたことは、テスト後も長く残る。
まずは始めることです。